H. 設計目標

附属書H.では,設計目標を"Gn"というラベルで識別し,必要条件を"Rn.n"というラベルで識別している。XHTMLのモジュール化枠組みには, 主要な設計目標が四つある。

H.1. 必要条件

前節で列挙された設計目標を達成するには,モジュール化枠組みの必要条件が数多く存在する。これらの必要条件はここで要約されて,記述される枠組みの主な機能に従えば,それらをさらに細分化することができる。

H.1.1. 粒度

ここでの必要条件は,全体として,枠組み内で定義されたモジュールが正しい細分化レベルにあたることを目的としている。

H.1.2. 構成可能性

ここで列挙される構成可能性必要条件は,モジュール化枠組みが枠組みによって提供されることになるコミュニティが必須とする対象モジュールの正しい集合を確実に表現できることを意図したものとする。

H.1.3. 使用の容易性

モジュール化枠組みが,対象となる視聴者の枠組み使用を簡単にする機構を記述する場合,広範囲にわたる採択を受け入れるにすぎない。

H.1.4. 互換性

この規定は,ここで記述されるモジュール化枠組みが,XML及びW3C作業グループが開発した他の規定とともに,十分に作動することを意図している。

H.1.5. 適合性

枠組みの効果は,その枠組みに従って開発されたモジュールの振る舞いの検査,及び妥当性検証にそれらのモジュールを採用する文書の検査がどれほど容易かによっても判断されることになる。