UDF適合性試験ツールのファイル作成コマンドudf_creatのパラメタとして指定する拡張属性定義ファイルの記述方法を規定する。
拡張属性定義ファイルの構造を次に示す。
Attribute1: Directive1 value1 value2 .. Directive2 value2 value2 .. ENDE Attribute2: Directive1 value1 value2 .. Directive2 value1 value2 .. ENDE .... END
拡張属性定義セクションの開始を示すラベルと, その終了を示すENDEとの間に, フィールド設定用のディレクティブとディレクティブ毎の設定値とを記述する。
拡張属性の定義はENDで終了する。
先頭の拡張属性定義セクションから, 定義されている順に属性が作成される。
(1) FILE_TIMES: ファイル日時拡張属性の定義セクションの 開始を指定する。 デフォルトの作成日時又は現在時刻が設定する。 (2) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
(1) IMPLUSE_FREE: 空きEA空間の定義セクションの開始を指定する。 (2) Spalcelen 機能:空き空間のサイズを指定する。 記述:"Spacelen len" len: 空き空間サイズ (3) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
(1) IMPLUSE_DVD: DVD著作権管理情報の定義セクションの開始を指定する。 (2) CGMS 機能:バイトのCGMS情報を指定する。 記述:"CGMS data" data: CGMS情報 (3) DataType 機能:データ構造種別を指定する。 記述:"DataType type" type: データ種別 (4) SystemInfo 機能:保護システム情報を指定する。 記述:"SystemInfo info" info: 4バイトデータを10進で指定する。 (5) ENDE
(1) IMPUSE_OS_EA OS2拡張属性の定義セクションの開始を指定する。 (2) Flag 機能:Flagを指定する。 記述:"Flag data" data: フラグ (3) Name 機能:名前を指定する。 記述:"Name name" name: 名前 (4) Fea 機能:"名前"の後に記録するOS/2拡張属性の値を指定する。 記述:"Fea data1,data2,data2,..,dataN " dataN: 2桁の16進数 (3) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
備考 OS/2の拡張属性については, 次の文献を参照されたい。
"Installable File Systems for OS/2 Version 2.0"
OS/2 File System Dpartment
PSPC Boca Raton, Florida
February 17, 1992
(1) IMPLUSE_OS2EA_LEN OS/2拡張属性長の定義セクションの開始を指定する。 (2) EAlen 機能:OS/2拡張属性長を指定する。 記述:"EAlen len" len: 拡張属性長 (3) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
(1) IMPLUSE_MAC_FINDER Macintoshファインダ情報の定義セクションの開始を指定する。 (2) Type 機能:ファインダ情報の種別を指定する。 記述:"Type ftype" ftype: "File" or "Dir" (3) RsrcLen 機能:リソースフォークのデータサイズを指定する。 記述:"RsrcLen len" len: リソースデータ長 (4) RsrcAllocLen 機能:リソースフォークのデータサイズを指定する。 記述:"RsrcLen len" len: リソースデータ長 (2) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
備考 親ディレクトリID及びファイル情報については, 特に指定がないため, ここではすべて0を設定している。ファイル情報を設定するための必要となるディレクティブも用意していない。
(1) IMPLUSE_MAC_RSRC Macintoshリソースフォークの定義セクションの開始を指定する。 (2) RsrcLen 機能:リソースフォーク拡張属性に設定する拡張属性のサイズ 記述:"RsrcLen len" len: リソースのサイズ このディレクティブにつづいて, リソースデータを16進で 列挙して指定する。 (4) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
(1) VDP ボリューム記述子ポインタの定義セクションの開始を指定する。 (2) Next 機能:次のボリューム記述子列の開始位置及びサイズを指定する。 記述:"Main loc len" loc: 次のボリューム記述子列の開始位置 len: 次のボリューム記述子列のサイズ (3) ENDS 定義セクションの終了を指定する。
(1) APPUSE_FREE 自由空間ビットマップの定義セクションの開始を指定する。 (2) Spalcelen 機能:空き空間のサイズを指定する。 記述:"Spacelen len" len: 空き空間サイズ (3) ENDE 定義セクションの終了を指定する。
(1) DEV_SPEC 装置仕様の拡張属性の定義セクションの開始を指定する。 (2) Major 機能:メジャ装置番号を指定する。 記述:"Major number" number: メジャ装置番号 (3) Minor 機能:マイナ装置番号を指定する。 記述:"Minor number" number: マイナ装置番号 (4) ENDE 定義セクションの終了を指定する。