附属書C 使用上の注意



C.1 特性名

RDFの直列化構文及び短縮構文は,それらの符号化としてXMLを使用する。 XMLの要素及び属性は,大文字・小文字を区別するので,RDF特性名も大文字・小文字を区別する。 この規定は,文法に合ったXMLの 名前 であること以外に,特性名に対していかなる特定フォーマットも要求しない。 RDF自体の識別子に対して,すべての特性名は"InterCapスタイル", すなわち,特性名の最初の文字及びその語の残りの文字は小文字とするスタイル,を使用するという規約を採用した。 例えば,subject とする。 特性名が複数の語から又は複数の語の素片から合成される場合, その複数の語は,(最初の語以外の)各語の最初の文字を大文字とし,付加的な句読点を付けずに結合する。 例えば,subClassOf とする。

C.2 名前空間URI

RDFは,すべての特性に対する識別子を大域的に一意に実装するために,XML名前空間機構を使用する。 さらに,名前空間の名前は,対応するRDFスキーマの識別子として使用される。 名前空間の名前は, [URI]の"5.2 相対参照の絶対形式への解決"のアルゴリズムが規定するとおりに, 絶対形式に解決する。 RDF処理系は,スキーマ内容にアクセスするためにスキーマのURIを使用できると期待してよい。 この規定は,そのURIで提供されるかもしれない内容に関して, それ以上の要件を要請しない。 代替形式若しくはスキーマの素片を獲得するために, そのURIが修正されるかもしれない方法に関しても, それ以上の要件を要請しない。