標準情報(TR)  TR X 0024:2001
       インタネット印刷プロトコル(IPP) 1.1: モデル及び機能定義

まえがき



この標準情報(TR)の原規定はインタネットコミュニティのインタネット標準化過程プロトコルであり,さらに改善するための議論及び助言を要求する。このプロトコルの標準化状況及び状態に関しては,現在のインタネット公式プロトコル規定"Internet Official Protocol Standards"(STD 1)を参照のこと。この規定の配布には,何の制限もない。

原規定に関する著作権はすべてInternet Society (2000)に帰属する(附属書G参照)。


この規定は, 新しいInternet Printing Protocol (IPP)の全体を示す規定一式の一つである。IPPは応用層プロトコルであって, インタネットツール及びインタネット技術を用いた分散印刷のために利用できる。

この規定は, 抽象オブジェクト, その属性及びその操作から成る簡易モデルを規定し, それは符号化及びトランスポートとは独立している。モデルは, Printerオブジェクト及びJobオブジェクトから成る。Jobは, オプションで複数文書をサポートする。IPP 1.1のセマンティクスは, エンドユーザ及び操作者が, プリンタ機能を問い合わせ, 印刷ジョブを発行し, 印刷ジョブ及びプリンタの状態を調べ, 印刷ジョブの取消し, 保留, 解除及び再始動を行なうことを可能にする。IPP 1.1のセマンティクスは, 操作者が, Printerオブジェクト(からのジョブ)を一時停止し, 再開し, 破棄することを可能にする。この規定は, セキュリティ, 国際化及びディレクトリの課題にも言及する。

IPP規定一式は, 次の規定から成る。


この標準情報(TR)には, 次に示す附属書及び 解説がある。解説は, IETFの原規定には, 含まれていない。