標準情報(TR)    TR X 0052:2001


ハイパテキストマーク付け言語(JIS X 4156:2000)の利用者ガイド

User's Guide to HyperText Markup Language [HTML: JIS X 4156:2000(ISO/IEC 15445:2000)]



序文

この標準情報(TR)は, 2000年5月にISO/IECから発行されたUser's Guide to ISO/IEC 15445:2000 HyperText Markup Language (HTML)を翻訳し,技術的内容を変更することなく作成した標準情報(TR)である。



0. 導入

JIS X 4156:2000(ISO/IEC 15445:2000)が規定する言語(これをISO-HTMLとも呼ぶ。)は,ISO 8879(JIS X 4151) SGML(標準一般化マーク付け言語)のアプリケーションであって,ハイパテキスト文書を構成し,一つの文書中に他の文書を指し示す参照をおく簡単な方法を提供する。この参照は"リンク"と呼ばれるが,簡単な"クリック"によって他の文書を呼び出し,それを文書読者に表示するといった方法で,文書読者に示される。文書読者は,一つの文書から他の文書に移動するという印象をもつ。この簡単な利用者インタフェースは広く受け入れ,その結果,World Wide Web,すなわち"ウェブ"は,非常に普及した。

狂乱的なまでの発展において,成熟したSGML世界の規律及び良き実践の多くが失われ, ブラウザ開発者は,そのマーク付け言語に,新しいタグ及びタグに対する新しいセマンティクスといった追加機能を加えた。その結果,限られた数のブラウザだけで正しくレンダリング可能な多くの文書が作成された。一般的なウェブ実行は,ブラウザが検出する構文上の問題を隠すものだが,その場合,ブラウズされたページが元の編集された文書に必ずしも忠実ではないことを読者は気がつかないことになる。

JIS X 4156は,文書作成者が,ウェブ用の簡単なハイパテキストを生成でき,適合ブラウザがその文書を忠実にレンダリング可能と確信し続けることを確実にする努力のもとに開発された。JIS X 4156は,適合するブラウザ,編集システム及び妥当性検証システムのすべてがサポートする言語のコアを示す。

JIS X 4156が規定する言語は, HTML 4.0規定正誤票によって修正されたHTML 4.0のためのW3C勧告(TR X 0033:2000)を洗練したものであって,その勧告の利用に関する追加規定を与える。

備考  この標準情報(TR)全体にわたって,HTML 4.0のためのW3C勧告を参照する時は,HTML 4.0規定正誤票で挙げられている修正を適用することとする。

JIS X 4156に適合するすべての文書は,HTML 4.0のためのW3C勧告にも適合する。ISO-HTMLは,その言語の非推奨機能,すなわち,純粋にスタイルを整える役割をもつ機能,及び未だ安定度又は完成度に欠ける機能をすべて省いている。これは,スタイルシートの期待される広範囲の採用の準備において,文書作成者及びブラウザ製造者によってなされてきたことである。文書要素及び他の主要要素のマーク付け省略といったオプション機能の中には,認知されている良きSGMLの実践を保った,より頑健なテキストを生成するために除去された。これによって,言語の表現能力が低下することはない。

JIS X 4156の適合性の規定は,適合システムと妥当性検証システムとを区別する。適合システムは,適合文書を処理する際に正しく振る舞うが,エラーを扱うことは要求されない。妥当性検証システムには,SGMLエラー及びISO-HTMLエラーのすべてを識別することが要求され,文書が妥当なISO-HTMLであることを証明できなければならない。商用ブラウザは通常は適合システムだが,文書作成ツールは妥当性をチェックする。

備考  適合システムは,ISO-HTML文書の妥当性を検証するには十分でない。そこで,妥当性検証システムが要求される。

JIS X 4156は,利用者エージェントのためのエラーの取扱いを定義しない。JIS X 4156は,リンク先のエラーの取扱いではなくリンク元の妥当性検証を強調する。

最小ISO-HTML文書は,次の形式となる。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO 15445:2000//DTD HTML//EN">
<HTML>
<HEAD>
<TITLE>Les unité de base</TITLE>

... other head elements ...

</HEAD>
<BODY>

... document body ...

</BODY>
</HTML>

この標準情報(TR)では,実用上の正式な要件ではないが,大文字で要素及び属性の名前を表現することとする。

世界的規模でのマーク付け言語の使用をサポートするために,RFC 2070においてIETFが規定した国際化機能が,国際規格ISO-HTMLに含められている。RFC 2070への完全な準拠は,少しずつ行われるものと認識されており,適合性の箇条では,ISO/IEC 10646の使用への段階的な準拠を認めている。

0.1 W3C勧告への参照

この標準情報(TR)の利用を容易にするために,しばしばHTML 4.0のためのW3C勧告を参照する。これは,W3Cの電子的なソースへのハイパリンクと,スタイル[W3C 12.3]での規定の印刷物への項目番号による参照との,二つの形式で行う。

参考  JIS及び標準情報(TR)には,正式な電子版は存在しないので,ハイパリンクには参考として原規定又は作業原案へのリンクを提示した。

0.2 関係する作業

World Wide Web Consortium(W3Cとも示す。)は,XML(TR X 0008:1999)のアプリケーションとしてHTML4.0のためのW3C勧告を再構成し,XHTMLTMの勧告(TR X 0037:2001)の開発を行っている。Wireless Application Protocol Forumは,処理能力に限界のあるモバイル装置での使用に適した無線マーク付け言語(Wireless Markup Language,WML)の規定を開発した。WMLは,HTML4.0のためのW3C勧告の部分集合を扱うとともに,無線特有の新しい要素を用いて拡張し,変数,スクリプト言語及びスクリプト言語ライブラリを追加している。

0.3 ソースのマーク付け

JIS X 4156の原規格及びこの標準情報(TR)の原文書は,ISO 8879(JIS X 4151-1992は, ISO 8879:1986及びISO 8879/Amd.1:1988の内容に, 技術的追加及び編集上の変更を加えている。)に基づく技術を用いて準備された。そのソースファイルは,この標準情報(TR)で規定されるPre-HTML DTDを用いてマーク付けされ,"文書準備"の箇条で示される技術を用いてJIS X 4156の適合インスタンスに変換された。

0.4 スタイル

この標準情報(TR)がレンダリングされるスタイルは,W3CのCSS2(TR X 0032:2000)のスタイルシートによって定義されている。

1. 適用範囲

JIS X 4156(ISO/IEC 15445)の適用範囲は,ISO-HTMLによって洗練されたHTML 4.0のためのW3C勧告の次の箇条の一覧によって示される。

適用範囲で列挙されていないHTML 4.0のためのW3C勧告の幾つかの項目は,適用範囲外とする。言語ISO-HTMLで使用されることが多いモデル,サービス,システム,プロトコル又はアプリケーションの規定をも適用範囲外とする。ISO-HTMLは,幾つかの適合する生成物の"見た目(look and feel)"を定義しないし,HTML 4.0のためのW3C勧告に精通している読者が,要件に関して直感的な思い付きを得るのに十分なだけのセマンティクスを提供している。

2. 適合性

JIS X 4156は,妥当性検証システムと適合システムとの間に非常に重要な差異を設けている。

妥当性検証システムとは,処理中の文書が正しいHTMLを含むことを検証できるシステムのこととする。文書が正しい場合は妥当性検証器はそれを保証し, 正しくない場合にはエラーを識別する。妥当性検証の概念は, World Wide Web上では現在のところ明確に定義されておらず, 多くの文書作成者は,彼らが書いたページを検査するために彼らのブラウザを使用してもよいと,次のような誤った仮定をしている。

私は,自分のブラウザを用いてそれを試み,動作した。

これは,非常によくある間違いであって,多くのエラー及び正しく表示されないページの原因となっている。

ISO-HTMLは,基礎となっているSGML言語を最大限に利用しているので,妥当性検証器はSGML構文解析系を必須とすることを強く主張している。適合システムは,処理している文書がISO-HTMLに適合していると既に妥当性検証されている場合に正しく動作することを約束するだけなので,SGML構文解析系を必須とはしない。

備考  単に"適合している"システムが妥当でない文書に多くのエラーを識別することは可能であって,それらエラーの通知は利用者に価値があるだろうが,すべてのエラーを検知できない場合,そのシステムは,"妥当性検証"システムではない。

2.1 適合文書

適合文書となるためには,JIS X 4156の要件に適合し,次のとおりの並びの構造をもつことが要求される。

  1. 任意の空白
  2. 必須の文書型宣言
  3. 任意の空白
  4. <HTML> [W3C 7.3] 文書要素に含まれる一つの文書インスタンス
  5. 任意の空白

空白は,SGML定義文字である,RS(レコード開始),RE(レコード終了),SEPCHAR(タブ),SPACE及びISO-HTMLコメントから構成される。

2.2 妥当性検証システム

妥当性検証システムとして分類されるためには,ISO 8879の15.4で定義されるとおりの妥当性検証SGML構文解析系をシステムが含んでいなければならない。すなわち,次を満たさなければならない。

  1. あらゆる適合ISO-HTML文書を処理できる。
  2. ISO-HTMLエラーが存在する場合は,それを発見し報告する。
  3. ISO-HTMLエラーが存在しない箇所で,エラーを報告しない。

備考  これは,妥当性検証SGML構文解析系が提供できる以上のことを要求する。しかし,SGML構文解析系による妥当性の検証が本質的な最初の段階となる。妥当性検証システムが検知することを要求されるISO-HTMLエラーの幾つかは,SGML構文解析系では検知できず,追加の処理が要求される。

2.2.1 妥当性検証システムのドキュメンテーション

ISO-HTMLは,妥当性検証システムに対して,システムを明らかに妥当性検証システムであると識別するテキストの表示を要求する。JIS X 4156は,出版物の前面部分,プログラム表示(恐らくすべてのページではなく導入のページ),並びに宣伝用及び訓練用の資料に, そのテキストが目立つように表示されることを要求する。その識別テキストは,システムのドキュメンテーションで使用したのと同じ言語で記述されるのが望ましい。

備考  ISOもIECも,証明証サービスを提供しないし,妥当性検証システム又は適合システムを識別するためのマーク(icon)も提供しない。ISO及びIECのマークには著作権があり,これらの組織の許可なしに使用することはできない。JIS X 4156は,識別テキストを使用する許可を与えるが,マークの使用は許可しない。

ISO-HTML妥当性検証システム識別テキストは,次の英文とする。

An HTML validating system conforming to International Standard ISO/IEC 15445 - HyperText Markup Language, and International Standard ISO 8879 - Standard Generalized Markup Language (SGML).

2.3 適合システム

適合ISO-HTMLシステムとは,すべての適合ISO-HTML文書を処理できるISO-HTMLシステムのこととする。

備考  JIS X 4156は,非適合文書のエラーの取扱い又は処理について何も示さない。高品質なウェブアプリケーションでは,発行前にすべての文書を適合しているかどうか妥当性検証し,適合文書を正しい結果を得るために適合利用者エージェントに送ることを基本理念とする。

2.3.1 適合システムのドキュメンテーション

JIS X 4156は,妥当性検証システムとほとんど同じ方法で適合システムのドキュメンテーションを規定する。違いは,識別するテキストが次の英文となることだけとする。

An HTML system conforming to International Standard ISO/IEC 15445 - HyperText Markup Language.

適合システムをISO-HTML文書の妥当性を検証するために使用してもよいということを,ドキュメンテーションが主張も提案もしないことが重要である。

2.4 文字集合の適合性

訳者注  この節の訳は,予備知識がなく,自信なし。意味の分からないことが多い。明らかな誤訳,てにをは,以外は手を入れていない。

JIS X 4156とともに提供されるSGML宣言は,ISO/IEC 10646 Universal Multiple-Octet Coded Character Set (UCS)の使用を要求する。ISO/IEC 10646は潜在的に非常に大きな文字集合を規定でき,DESCSETキーワード[8879 13.1.1.2]によって識別される記述文字集合部分は文字集合全体を必要とするが,JIS X 4156は,あらゆる利用者エージェントにおいてすべて実装されていることは要求しない。JIS X 4156が定義するとおりのISO/IEC 10646への制限された適合性だけが実際に使用される。

備考  文書のために使用してもよい文字集合に制限がないので,SGML宣言のDESCSET記述文字集合部分の最後の行における大きな数値は,妥当性検証システム及び適合システムにおける利用者エージェント及びそれらの構文解析系の要件とするのがよい。

制限された適合性とは,次の意味とする。

  1. ISO/IEC 10646が示す文字を使用する場合は,ISO/IEC 10646で規定されるとおりに,すなわち,ISO/IEC 10646の意味及び符号化された表現で使用しなければならない。
  2. 利用者エージェントの文字集合が,サーバで文書を表現できないものとサーバが発見した場合,サーバは代わりとして,(ASCIIと呼ばれることが多い)ISO/IEC 646などの制限された文字集合で,この問題を説明する文書を配布するほうがよい。

    備考  JIS X 4156は,問題を説明する方法を示していない。これは,完全に実装者の決定に任されている。JIS X 4156は,行われるかもしれない折衝のことも,HTTPプロトコルの操作のことも示していない。

  3. 登録のために又は将来の標準化のために予約されている符号位置を使用してはならない。
  4. 使用される登録済みエスケープシーケンスは,ISO/IEC 10646で定義される意味で使用しなければならない。

ISO-10646-UTF-1としてIANAによって登録されているUTF-1変換形式は,ISO/IEC 10646から削除されており,使用しないほうがよい,とJIS X 4156は警告している。

備考  HTML 4.0のためのW3C勧告の初期の規定は,ISO/IEC 10646の最新版を自動的に参照してはいなかった。その結果として,16進数の位置20AC(10進数の8364)をもつユーロ(Euro)記号などの最近定義された文字は,当初利用できなかった。W3Cは,この状況に対し解決するように努力している。必要となる修正は,HTML 4.0規定正誤票に掲示されることになっている。

3. 引用規格

JIS X 4156は,HTML 4.0規定正誤票によって修正されたHTML 4.0のためのW3C勧告の箇条を,規定として参照する。JIS X 4156の適用範囲に完全な(箇条の)一覧が与えられている。

備考1  W3C勧告は,正誤票によって修正された現在の版から構成される。W3CのHTML 4.0規定正誤票は,HTML 4.0のためのW3C勧告に対する規定としての修正とする。正誤票の幾つか又はすべては,現在の版に含まれているかもしれないが,JIS X 4156が参照する規定は,すべての正誤票を含んだものとする。

備考2  ISO/IEC及びJISの規格においては,引用規格は,参照されたテキストのすべての規定項目を参照元テキストに含める効果がある。標準情報(TR)及びW3C勧告それ自体は引用規定を含むが,その効果は"規定の総取込み"を意味しないと,暗示されている。標準情報(TR)及びW3Cの引用規定は,適切な実践を定義しているISO/IECの参考的な参照に精神的により近いように思われるので,それら引用規定をそのように取り扱うことが望ましい。

JIS X 4156は,他のSGMLアプリケーションのために基本アーキテクチャとして使用できるという要件をISO-HTMLが満足できるものとする技術を提供するISO/IEC 10744 HyTime(JIS X 4155)も規格として参照する。

4. 定義

SGMLの定義のすべては,ISO-HTMLに組み込まれる。JIS X 4156は,"ブラウザ"及び"利用者エージェント"といった多くのよく知られた用語の定義も提供し,RFC 1866で与えられる,文字文字符号化方式文字レパートリ符号位置符号化文字集合フォームデータ集合及び素片識別子の定義を再び与えている。CRLFの定義は,RFC 1521から引用される。

文字の表現に関する複数の定義及び技術は,混乱の原因となるかもしれない。関連する考えの幾つかを図1に示す。これは,ISO 8859-1:1987 "8ビット単バイト符号化図形文字集合" 第1部 ラテンアルファベット No.1(ISO 8859-1:1987 "8-bit single-byte coded graphic character sets", Part 1: Latin alphabet No. 1)が定義する文字集合に基づいている。

(1)
符号位置
(2)
ビットパタン
(16進)
(3)
文字名
(4)
ISO Latin 1
実体参照
(5)
数値文字
参照
(6)
グリフ
  000Unused&#00;
12179Small letter y&#121;y
1227ASmall letter z&#122;z
1237BLeft curly bracket&#123;{
 
199C7Capital letter C
with cedilla
&Ccedil;&#199;Ç
200C8Capital letter E
with grave accent
&Egrave;&#200;È
201C9Capital letter E
with acute accent
&Eacute;&#201;É
 
255FFSmall letter y
with diaeresis
&yuml;&#255;ÿ

(1)SGMLでは"文字番号"と呼ぶ。
(2)ビットパタンのこの順序列をSGMLでは"符号集合"と呼ぶ。
(3)この列の文字の集合が文字レパートリを形成する。
(1)→(3) この関数をRFC 1866では"符号化文字集合"と呼ぶ。
(2)→(3)この関数をRFC 1866では"文字符号化方式"と呼ぶ。
(2)←(3)この関数をSGMLでは"文字集合"と呼ぶ。
(2)⇔(3)この1対1関係をISO 8859-1では"符号化文字集合"と呼ぶ。

図1 文字表現の解説

5. 記号及び短縮形

JIS X 4156は,HTML 4.0のためのW3C勧告の読者がよく知っているHTML,HTTP,WWW,URLなどの短縮形の意味を与えている。

6. 要件

JIS X 4156は,ISO-HTMLとSGMLとの間の関係において満たさなければならなかった要件,及びHTML 4.0のためのW3C勧告に適合するブラウザでISO-HTMLを見ることができることの必要性を示している。

基本的な要件は,次のとおりとした。

  1. W3C勧告のために安定したコアを提供する。
  2. "適合"システムと"妥当性検証"システムとを区別し,HTMLを参照する契約に基礎を与える。例えば,下請け契約者からHTML文書を受け取った組織が,ISO 9000に基づいた品質計画の一部として,公式の承認判定基準を確立したいと思うかもしれない。承認判定基準は,JIS X 4156が定義するとおりのISO-HTML妥当性検証器に基づくことができる。
  3. W3Cテキストを強化する。HTML 4.0のためのW3C勧告は,要求される又は禁止されるのが望ましいと我々が信じている実用上のことを,"推奨"又は"非推奨"することがあるが,W3Cは,後方互換性(既存システムとの互換性)の必要性のために,それら要件を規定とすることはできない。ISO-HTMLに対しては後方互換性の要件が存在しないので,それら要件を規定とすることができる。この例には,セクション及びサブセクションの構造化を必須とすることがある。
  4. name属性ではなくid属性を使用するなどの優れたSGMLの実践を奨励する。これによって,SGML構文解析系は,値が一意であることを検査できる。
  5. 政府調達などの,ISO/IEC国際規格の使用が要求される場合に,HTMLの使用を促進する。
  6. 構造ではなくスタイルを提供する,<FONT> [W3C 15.2.2]などの要素及びBGCOLORなどの属性のすべてを取り除くことによって,内容とスタイルとを分離する実践を強化する。

7. 参照テキストの使用

この標準情報(TR)全体にわたって,参照テキストの印刷物版への参照は,[W3C 12.3]などの短縮されたスタイルで与える。

ISO 8879は,要素型 [8879 11.2.1]とその型のインスタンスである要素 [8879 7.3]とを区別しているが,HTML 4.0のためのW3C勧告は,要素及び要素型の両方に対して,"要素"という用語を使用している。このガイドは,ISOに準じており,HTML4.0のW3C勧告から引用する場合には,欠けている語を必要な場合に [型] などとして角括弧に入れて挿入する。

7.1 W3C勧告によって定義される要素[型]

ISO-HTMLの構文は,JIS X 4156が提供するDTDによって定義されるが,次の要素型のセマンティクスは,HTML 4.0のためのW3C勧告で規定として定義されている。

  1. <ABBR> [W3C 9.2.1] 短縮形
  2. <ACRONYM> [W3C 9.2.1] 頭字語
  3. <B> [W3C 15.2.1] 太字文字スタイル
  4. <BDO> [W3C 8.2.4] 双方向上書き
  5. <BR> [W3C 9.3.2] 行区切り
  6. <CAPTION> [W3C 11.2.2] 表題
  7. <CITE> [W3C 9.2.1] 引用
  8. <CODE> [W3C 9.2.1] プログラムコード
  9. <DD> [W3C 10.3] 定義データ
  10. <DEL> [W3C 9.4] 削除部
  11. <DFN> [W3C 9.2.1] 定義インスタンス
  12. <DIV> [W3C 7.5.4] 文書分割
  13. <DL> [W3C 10.3] 定義リスト
  14. <DT> [W3C 10.3] 定義項目
  15. <EM> [W3C 9.2.1] 強調テキスト
  16. <FIELDSET> [W3C 17.10] フォーム項目のグループ
  17. <FORM> [W3C 17.3] フォーム
  18. <HR>) [W3C 15.3] 左右方向のけい(罫)線
  19. <I> [W3C 15.2.1] イタリック文字スタイル
  20. <INS> [W3C 9.4] 挿入部
  21. <KBD> [W3C 9.2.1] キーボード入力
  22. <LEGEND> [W3C 17.10] フィールド集合ラベル
  23. <LI> [W3C 10.2] リスト項目
  24. <META> [W3C 7.4.4] 文書メタ情報
  25. <OL> [W3C 10.2] 順序付きリスト
  26. <OPTGROUP> [W3C 17.6] 利用者選択のグループ
  27. <OPTION> [W3C 17.6] 利用者選択
  28. <P> [W3C 9.3.1] 段落
  29. <PARAM> [W3C 13.3.2] エージェントインタフェースパラメタ
  30. <PRE> [W3C 9.3.4] フォーマット済みテキスト
  31. <SAMP> [W3C 9.2.1] 例の出力
  32. <SELECT> [W3C 17.6] フォーム選択
  33. <SPAN> [W3C 7.5.4] 一般的コンテナ
  34. <STRONG> [W3C 9.2.1] 強い強調
  35. <SUB> [W3C 9.2.3] 下付き文字スタイル
  36. <SUP> [W3C 9.2.3] 上付き文字スタイル
  37. <TEXTAREA> [W3C 17.7] 複数行テキストフィールド
  38. <TFOOT> [W3C 11.2.3] 表フッタ
  39. <THEAD> [W3C 11.2.3] 表ヘッダセル
  40. <TITLE> [W3C 7.4.2] 文書タイトル
  41. <TT> [W3C 15.2.1] 単一スペース文字スタイル
  42. <UL> [W3C 10.2] 順序なしリスト
  43. <VAR> [W3C 9.2.1] 一般的変数

7.2 ISO-HTMLによって洗練される要素[型]

次の要素型の定義は,JIS X 4156によって再定義される。

  1. <A> [W3C 12.2] ソースアンカ及びターゲットアンカ
  2. <ADDRESS> [W3C 7.5.6] 文書作成者のアドレス
  3. <AREA> [W3C 13.6.1] 画像マップ領域
  4. <BLOCKQUOTE> [W3C 9.2.2] ブロック引用
  5. <BODY> [W3C 7.5.1] 文書本体
  6. <BUTTON> [W3C 17.5] 選択可能な入力機構
  7. <COL> [W3C 11.2.4] 表列特性
  8. <COLGROUP> [W3C 11.2.4] 表列グループ特性
  9. <HEAD> [W3C 7.4.1] 文書ヘッダ
  10. <HTML> [W3C 7.3] 文書インスタンス
  11. <H1> [W3C 7.5.5] 第1位セクション見出し
  12. <H2> [W3C 7.5.5] 第2位セクション見出し
  13. <H3> [W3C 7.5.5] 第3位セクション見出し
  14. <H4> [W3C 7.5.5] 第4位セクション見出し
  15. <H5> [W3C 7.5.5] 第5位セクション見出し
  16. <H6> [W3C 7.5.5] 第6位セクション見出し
  17. <IMG> [W3C 13.2] 行内画像
  18. <INPUT> [W3C 17.4] 利用者入力フィールド
  19. <LABEL> [W3C 17.9.1] フォームフィールドラベル
  20. <LINK> [W3C 12.3] 文書間関係
  21. <MAP> [W3C 13.6.1] クライアント側画像マップ
  22. <OBJECT> [W3C 13.3] 簡易エージェント
  23. <Q> [W3C 9.2.2] 引用
  24. <STYLE> [W3C 14.2.3] スタイル指定
  25. <TABLE> [W3C 11.2.1] 
  26. <TBODY> [W3C 11.2.3] 表本体
  27. <TD> [W3C 11.2.6] 表データセル
  28. <TH> [W3C 11.2.6] 表ヘッダセル
  29. <TR> [W3C 11.2.5] 表行

7.2又は7.1で列挙されていない要素型は,JIS X 4156から排除されている。

7.3 ISO-HTMLによって省略される属性

HTML 4.0のためのW3C勧告は,JIS X 4156がサポートしていない多くの属性を提供している。それらの属性は,構造ではなく見え方を記述するために使用されたり,又はJISのためにはその機能がまだ不安定又は未熟と考えられるために,削除された。

  1. ALIGN この属性が出現するすべての要素から削除。
  2. ALINK この属性が出現するすべての要素から削除。
  3. ALT <INPUT> [W3C 17.4]から削除。
  4. ARCHIVE <OBJECT> [W3C 13.3]から削除。
  5. BACKGROUND <BODY> [W3C 7.5.1]から削除。
  6. BGCOLOR この属性が出現するすべての要素から削除。
  7. BORDER この属性が出現するすべての要素から削除。
  8. CELLPADDING <TABLE> [W3C 11.2.1]から削除。
  9. CELLSPACING <TABLE> [W3C 11.2.1]から削除。
  10. CHAR この属性が出現するすべての要素から削除。
  11. CHAROFF この属性が出現するすべての要素から削除。
  12. CLEAR <BR> [W3C 9.3.2]から削除。
  13. COMPACT この属性が出現するすべての要素から削除。
  14. COORDS <A> [W3C 12.2]から削除。
  15. FRAME <TABLE> [W3C 11.2.1]から削除。
  16. HEIGHT この属性が出現するすべての要素から削除。
  17. HSPACE この属性が出現するすべての要素から削除。
  18. LINK <BODY> [W3C 7.5.1]から削除。
  19. NOSHADE <HR> [W3C 15.3]から削除。
  20. NOWRAP <TD> [W3C 11.2.6] 及び <TH> [W3C 11.2.6]から削除。
  21. ONBLUR この属性が出現するすべての要素から削除。
  22. ONCHANGE この属性が出現するすべての要素から削除。
  23. ONCLICK この属性が出現するすべての要素から削除。
  24. ONDBLCLICK この属性が出現するすべての要素から削除。
  25. ONFOCUS この属性が出現するすべての要素から削除。
  26. ONKEYDOWN この属性が出現するすべての要素から削除。
  27. ONKEYPRESS この属性が出現するすべての要素から削除。
  28. ONKEYUP この属性が出現するすべての要素から削除。
  29. ONLOAD この属性が出現するすべての要素から削除。
  30. ONMOUSEDOWN この属性が出現するすべての要素から削除。
  31. ONMOUSEMOVE この属性が出現するすべての要素から削除。
  32. ONMOUSEOUT この属性が出現するすべての要素から削除。
  33. ONMOUSEOVER この属性が出現するすべての要素から削除。
  34. ONMOUSEUP この属性が出現するすべての要素から削除。
  35. ONRESET この属性が出現するすべての要素から削除。
  36. ONSELECT この属性が出現するすべての要素から削除。
  37. ONSUBMIT この属性が出現するすべての要素から削除。
  38. ONUNLOAD この属性が出現するすべての要素から削除。
  39. RULES <TABLE> [W3C 11.2.1]から削除。
  40. SHAPE <A> [W3C 12.2]から削除。
  41. SIZE <HR> [W3C 15.3]から削除。
  42. SRC <INPUT> [W3C 17.4]から削除。
  43. START <OL> [W3C 10.2]から削除。
  44. STYLE この属性が出現するすべての要素から削除。
  45. TARGET この属性が出現するすべての要素から削除。
  46. TEXT <BODY> [W3C 7.5.1]から削除。
  47. TYPE <LI> [W3C 10.2], <OL> [W3C 10.2] 及び <UL> [W3C 10.2]から削除。
  48. USEMAP <INPUT> [W3C 17.4]から削除。
  49. VALIGN この属性が出現するすべての要素から削除。
  50. VALUE <LI> [W3C 10.2]から削除。
  51. VERSION <HTML> [W3C 7.3]から削除。
  52. VLINK この属性が出現するすべての要素から削除。
  53. VSPACE この属性が出現するすべての要素から削除。
  54. WIDTH この属性が出現するすべての要素から削除。

8. 一般的な準備

JIS X 4156の8.は,特定の要素に関連付けられない事柄を示している。

8.1 バイト順

ISO-HTMLテキストが多バイト文字集合のUCS-2又はUCS-4を使って転送される場合,JIS X 4156は,RFC 2070に従い,次を推奨する。

  1. ビッグエンディアン(big-endian,最下位バイト末尾)のバイト順で転送する。すなわち,最上位バイトを最初に転送する。
  2. 文書は,常に,ZERO-WIDTH NON-BREAKING SPACE文字(16進でFEFF又は0000FEFF)で開始する。これは,バイト順が逆の場合に,決して文字には割り当てられないことが保証されているFFFE又はFFFE0000となることによる。そこで,テキストの最初の二つのオクテットとしてFFFEを受信した利用者エージェントは,テキストの残りに対してバイト順を逆にしなければならないことを知る。

8.2 ブロック要素型及びテキスト要素型

JIS X 4156は,構造に関する二つのクラス,ブロック 要素型及びテキスト 要素型,を定義する。これら二つのクラスは,ISO-HTML DTDにおいて,次の実体によって定義されている。

%block;
ブロッククラスは,要素型<BLOCKQUOTE>[W3C 9.2.2],<DIV>[W3C 7.5.4],<DL>[W3C 10.3],<FIELDSET>[W3C 17.10],<FORM>[W3C 17.3],<HR>[W3C 15.3],<OL>[W3C 10.2],<P>[W3C 9.3.1],<PRE>[W3C 9.3.4],<TABLE>[W3C 11.2.1]及び<UL>[W3C 10.2]を含む。

備考  %block;クラスは,HTML 4.0のためのW3C勧告)の%block;パラメタ実体に対応しているが,%heading;要素[型]及び<ADDRESS> [W3C 7.5.6] 要素[型]を排除している。

%text;
テキストクラスは,構文解析対象文字データ(PCDATA)[8879 4.228及び11.2.4],並びにそのサブクラスである物理スタイル論理スタイル及び特定要素を含む。

備考  %text;クラスは,HTML 4.0のためのW3C勧告の%inline;パラメタ実体に対応しているが,%formctrl;要素[型]はもたない。

サブクラスは,次の実体によって定義される。

%physical.styles;
物理スタイルサブクラスは,要素型<B>[W3C 15.2.1],<I>[W3C 15.2.1],<SUB>[W3C 9.2.3],<SUP>[W3C 9.2.3]及び<TT>[W3C 15.2.1]を含む。

備考  物理スタイルは,HTML 4.0のためのW3C勧告では,%fontstyle;と呼ばれている。ISO-HTMLは,%special;から利用される<SUB>[W3C 9.2.3]及び<SUP>[W3C 9.2.3]を追加し, アルファベット順に並べ替えている。

%logical.styles;
論理スタイルサブクラスは, 要素型<ABBR>[W3C 9.2.1],<ACRONYM>[W3C 9.2.1],<CITE>[W3C 9.2.1],<CODE>[W3C 9.2.1],<DFN>[W3C 9.2.1],<EM>[W3C 9.2.1],<KBD>[W3C 9.2.1],<SAMP>[W3C 9.2.1],<STRONG>[W3C 9.2.1]及び<VAR>[W3C 9.2.1]を含む。

備考  %logical.styles;は,HTML 4.0のためのW3C勧告では%phrase;と呼ばれている。ISO-HTML DTDは,アルファベット順に要素を示している。

%special;
特定要素サブクラスは,要素型<A>[W3C 12.2],<BDO>[W3C 8.2.4],<BR>[W3C 9.3.2],<IMG>[W3C 13.2],<OBJECT>[W3C 13.3],<MAP>[W3C 13.6.1],<Q>[W3C 9.2.2]及び<SPAN>[W3C 7.5.4]を含む。

備考  ISO-HTML特定要素サブクラスは,HTML 4.0のためのW3C勧告の%special;に対応しているが,ISO-HTMLでは物理スタイルと考える<SUB>[W3C 9.2.3]及び<SUP>[W3C 9.2.3]は排除している。これらは,アルファベット順に含まれている。

次においては,ブロック要素とテキスト要素との間に違いが生じる。

詳しくは,HTML 4.0のためのW3C勧告を参照すること。

9. 呼出し

JIS X 4156が提供するDTDは,次の公式公開識別子[8879 10.2]をもつ。

"ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN"
"ISO/IEC 15445:2000//DTD HTML//EN"

備考  2番目の公式公開識別子の方が短いが,最初のものと全く同じ意味をもつ。

9.1 文書型宣言

JIS X 4156が提供するDTDは,通常,次の宣言のうちの一つによって呼び出される。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN">
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO/IEC 15445:2000//DTD HTML//EN">

JIS X 4156は,形式的に,文書型宣言部分集合[8879 11.1]の使用を排除する。

9.1.1 ISO-HTMLの準備のための文書型宣言

JIS X 4156による文書型宣言部分集合[8879 11.1]の排除は,適合文書でのパラメタ実体[8879 B.6]の使用を禁止する。その部分集合において宣言されるパラメタ実体は,プログラム言語でマクロが有用なのと同じように文書において有用となる。ISO-HTML文書を準備するときに,パラメタ実体の有効性を活用する方法については,14.に示す。これは,文書型宣言によって呼び出される次のような修正された文書型を必要とする。

<!DOCTYPE Pre-HTML PUBLIC 
   "-//ISO-HTML User's Guide//DTD Preparation of ISO-HTML//EN" 
[<!ENTITY % Preparation "INCLUDE" >

general entity declarations ...

]>

この修正された文書型は,JIS X 4156の一部ではないが,ISO-HTMLに適合する文書を準備する際に役に立つ。

参考  JIS X 4156の原規定及びこの標準情報(TR)の原文書は,この修正された文書型宣言に基づくソースから準備された。

9.2 体系的サポート宣言

他のSGMLアプリケーションのための基となる体系としてISO-HTML文書型定義(Document Type Definition。以降,場合によってはDTDとも示す。)を使用するために,次の体系的サポート宣言を使用することが望ましい。

<?IS10744 arch name="html"
public-id="ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN"
dtd-system-id="ftp://ftp.cs.tcd.ie/isohtml/15445.dtd"
renamer-att="HTMLnames"
doc-elem-form="HTML"
>

9.3 DTDの中のコメント

JIS X 4156は,DTDの中のコメントを規定的テキストの一部とする。"shall"又は"shall not"を使用するコメントは,規定的要件とする。"should"又は"should not"を使用するコメントは,推奨を示すものとし,"recommend"又は"deprecate"を使用するコメントは,JIS X 4156での推奨又は非推奨を示す。

備考  HTML 4.0のためのW3C勧告におけるDTDコメントは,参考だけとなっている。

10. DTDの利用可能性

ISO-HTMLが提供する文書型定義(DTD)[8879 11.1]は,一つのファイル内でグループ化された三つの部分に分割される。第1部(Part 1)は,DTDが要求する実体定義の集合であって,ISO-HTML実体集合を形成する。第2部(Part 2)は,ISO-HTM要素型及びその内容モデルを定義し,第3部(Part 3)は,各要素型に対する属性集合を定義し,付加的な規定的洗練を提供する。

JIS X 4156は,SGML構文解析系に命令を与えるSGML宣言[8879 13]も提供する。

備考  ISO-HTML SGML宣言は,本質的に,HTML 4.0のためのW3C勧告におけるSGML宣言と同じとする。

ISO-HTML DTD及びISO-HTML SGML宣言は,JIS X 4156の公式な部分であって,IETFW3C(MITInria及びKeio)及びISO/IECが保持する著作権で保護されている。JIS X 4156は,次の著作権表示をすべての複写物に含めることで,複写することを容認する。

Permission to copy in any form is granted for use with validating and conforming systems and applications as defined in ISO/IEC 15445:2000, provided this copyright notice is included with all copies.

参考 この英文の訳を参考として次に示す。

任意の形式での複写は,この著作権表示をすべての複写物に含めることで,ISO/IEC 15445:2000で定義するとおりの,妥当性検証システム,適合システム及びアプリケーションでの使用に対して許可される。

この条項によって,ISO-HTML DTDを含むファイル及びSGML宣言を含むファイルの電子的な複写物の作成が許可される。使用する複写物が本来のもの(pristine)であることを確認すること。複写物は,RFC 1321で規定され,(バイナリではない)テキストファイルのためのGNUmd5sumユティリティで計算される,次の128ビットMD5 Message-Digestアルゴリズム検査合計をもつことが望ましい。

d4b33c05d10a9ac432fa7ba6ece89aa6  15445.dcl
a9f85f8ced01bb84b6c8f0e0c9b46e03  15445.dtd

備考  この標準情報(TR)で示すOASIS カタログの素片は,JIS X 4156の一部ではない。それは,GNU一般公開ライセンスの条項の下に無償で複写してよい。

参考  ここで示した検査合計は,あるISO-HTMLページのテキストを自動的に計算した例である。その技術を,14. 文書準備に示す。

11. スタイル

JIS X 4156は,文書内容を,読者に表示することを意図したスタイルと分離することがよい文書設計である,という十分に確立された原理に基づいている。これによって,文書を作成したときには予想しなかった方法での文書の再処理が促進され,文書内容所有者の文書への長期に渡る投資が保護される。

JIS X 4156は,スタイルシート言語を規定しないが,この標準情報(TR)では,ISO-HTML文書の作成者が,World Wide Web Consortiumが規定した段階スタイルシート 水準2(TR X 0032:2000)を使用することを推奨する。

11.1 表示スタイルの記述

JIS X 4156又はこの標準情報(TR)が,例えば,ボタンとして,などの可能な表示を示すときはいつでも,そのスタイル化情報が,要素又は属性のセマンティクスを理解するという点で読者を支援することを意図している。このことは,規定的なスタイル要件を意図するものではない。

12. ISO-HTMLにおけるコメント

SGMLは,二つの続くハイフン群の対の間に出現する次のコメント [8879 10.3]

-- This is a comment --

と,次の形式をもつコメント宣言 [8879 10.3]

<!--comment--   --comment--  --comment--  >
とを区別する。

コメントには空白が続いてもよいことに注意すること。次の縮退した場合は,SGMLでは許される。

<!>

初心者が陥りやすい共通の間違いに,装飾の目的でコメントの中に複数のハイフンを置いてしまうことがある。

<!----------------------------------------------------
    Joe: have the Whizz-Bang lawyers check this out:
  ---------------------------------------------------->

この例は,妥当なSGMLではないし,妥当なISO-HTMLでもない。これは,余分なハイフンの個数が4の倍数でないことによる。

妥当性検証システムは,これら妥当ではない例におけるSGMLエラーを発見することが望ましい。(文字の並び,Joe: have the Whizz-Bang lawyers check this out:,は,空白の中に出現させないほうがよい。)この場合,ハイフンの個数を数えるのはともかく,コメント内に--を書かないほうがよい。

JIS X 4156は,ISO-HTML文書におけるすべてのコメントは,コメント宣言[8879 10.3]の中に出現することを要求する。コメント宣言ごとに一つ及びただ一つのコメントが存在しなければならない。次に例を示す。

<!-- This is a single comment 
     in a comment declaration. -->

この条件の意図は,SGMLを構文解析できず,コメント宣言の以外のコメントを処理できない,広く使われている利用者エージェントの使用を促進することにある。

JIS X 4156は,コメントに空白が続くことを許す。そこで,次のとおりに書くことができる。

<!-- This is a single comment 
     followed by white space. --
>

13. 要素型の洗練

ISO-HTMLに含まれ,HTML 4.0のためのW3C勧告が定義する要素[型]に対して,JIS X 4156が行う洗練を13.で述べる。

13.1 A要素型(ソースアンカ及びターゲットアンカ)

<A>[W3C 12.2]要素の属性は,次に制限される。

ISO-HTML文書の作成者は,NAME属性ではなくID属性を使用することを,JIS X 4156は推奨する。これは,ID値は一意であることをSGML構文解析系が検証できることによる。

備考  この適切な助言にも拘わらず,JJIS X 4156もこの標準情報(TR)も,ターゲットアンカにID属性は使わない。これは,HTML 4.0のためのW3C勧告のこの部分に対する適合性が,現時点では広く使われているブラウザによって異なることによる。

13.2 ADDRESS要素型(文書作成者のアドレス)

<ADDRESS>[W3C 7.5.6]要素は,文書又は文書の主要部分の作成者又は発信元を示す。JIS X 4156は,一般的なマーク付けのためにこの要素型を使用するのは非推奨とし,<BLOCKQUOTE>[W3C 9.2.2], <BODY>[W3C 7.5.1], <DIV>[W3C 7.5.4], <FIELDSET>[W3C 17.10], <FORM>[W3C 17.3]及び<OBJECT>[W3C 13.3]の各要素の内容の中でだけ出現することを要求する。

<ADDRESS>[W3C 7.5.6]要素は,例えば,クラブのメンバのアドレス一覧などをマーク付けするためには使わないことが望ましい。

13.3 AREA要素型(画像マップ領域)

ISO-HTMLは,<AREA>[W3C 13.6.1]要素の属性を次に制限する。

JIS X 4156は,ALT属性に値を与えること,及びHREF又はNOHREFの一方を指定することを要求する。SHAPEdefaultという値をもつ場合には,COORDSを指定してはならないことも,JIS X 4156は要求する。

13.4 BLOCKQUOTE要素型(ブロック引用)

ISO-HTMLは,<BLOCKQUOTE>[W3C 9.2.2]要素の内容は,それを囲む引用符なしで指定することと強調することで,HTML 4.0のためのW3C勧告の推奨を強化している。スタイルシートの使用を通して,利用者エージェントが引用符を付加してもよい。

参考  原文書の作成時点では,W3Cの段階スタイルシート(Cascading Style Sheet)のこれを許す版の登場が大いに望まれている。

備考  よく使われているブラウザでは,<BLOCKQUOTE>[W3C 9.2.2]の内容を左右に字下げして表示することが多いことを,文書作成者は認識しており,ブロック引用ではないテキストに対して,このフォーマット化の効果を得るために<BLOCKQUOTE>を間違って使っている。本当のブロック引用は,"といった引用符でマーク付けされていた。W3Cは,HTML 4.0のためのW3C勧告では後方互換性を維持しようとしており,このために引用符の省略を要求できずにいる。ISO-HTMLは,後方互換性はもたなので,引用符の省略を主張できる。

13.4.1 例

次の例では,European Union Treatyの文章129Cを引用している。そのマーク付けは,次のとおりとなる。

<BLOCKQUOTE
   LANG=fr
   TITLE="Trait&eacute; sur l'Union Europ&eacute;enne, Article 129 C.">
<p>
Afin de r&eacute;aliser les objectifs vis&eacute;s &agrave; l'article
129B, la Communaut&eacute; :
<p>
met en oeuvre toute action qui peut s'av&eacute;rer n&eacute;cessaire
pour assurer l'interoperabilit&eacute; des r&eacute;seaux, en
particulier dans le domaine de l'harmonisation des
normes techniques ;
</BLOCKQUOTE>

この引用は,<p>開始タグで始まる二つの段落を含んでいる。終了タグ</p>が省略されている点に注意すること。これは,ISO-HTMLのSGMLに基づくマーク付けでは,次のDTDの中で指定される省略タグ最小化[8879 11.2.2]によって許される。

<!ELEMENT P  - O  (%text;)+ >

"O"は,終了タグを省略してもよいということを示している。XMLのアプリケーションであるXHTMLTMのWorld Wide Web Consortium勧告では,これら終了タグの省略は許されず,二つの終了タグ</p>は提供されなければならない。XMLは,すべてのタグの省略を許さない。

この引用の可能なレンダリングを次に示す。

<< Afin de réaliser les objectifs visés à l'article 129B, 
   la Communauté :

   met en oeuvre toute action qui peut s'avérer nécessaire
   pour assurer l'interoperabilité des réseaux, en
   particulier dans le domaine de l'harmonisation des
   normes techniques ; >>

SGMLにもISO-HTMLにも,TITLE属性の値を1行に納めるという要件は存在しないが,文書作成者は,1行に納めるほうがよい。これは,よく使われるブラウザがより十分な適合性をもつように移行する間,これらブラウザの使用を容易にすることによる。

13.5 BODY要素型(文書本体)

開始タグは必須だが,終了タグは省略できる。文書が追加の処理の対象となる場合には,文書作成者は,終了タグを含めるほうがよい。

13.5.1 準備

適合ISO-HTML文書の準備を容易にするために,この標準情報(TR)では,<BODY>[W3C 7.5.1]要素の内容モデルに対して,より厳密な次の定義を与える。

<!ELEMENT BODY  - O  ((%block;)*,(H1,DIV1)*)  +(DEL|INS) >

この内容モデルは,ISO-HTMLの一部ではない<DIV1>要素を使用し,セクションが厳密に連続的な入れ子となることを強制する。準備過程で生成された<DIV1>タグは,文書が厳密な入れ子要件に適合するとおりに妥当性検証された後に削除される。

備考  文書作成者は,<DIV1>タグを文書に置く必要はない。それらタグは,SGML構文解析系によって自動的に導き出される。

13.6 BUTTON要素型(選択可能な入力機構)

JIS X 4156は,<BUTTON>[W3C 17.5]要素が,<A>[W3C 12.2]要素,<BUTTON>[W3C 17.5]要素,<FIELDSET>[W3C 17.10]要素,<FORM>[W3C 17.3]要素,<INPUT>[W3C 17.4]要素,<LABEL>[W3C 17.9.1]要素,<SELECT>[W3C 17.6]要素又は<TEXTAREA>[W3C 17.7]要素を含まないことを要求する。<BUTTON>[W3C 17.5]要素が<IMG>[W3C 13.2]要素を含む場合には,JIS X 4156は,<IMG>[W3C 13.2]要素がISMAP属性及びUSEMAP属性をもたないことを要求する。

<BUTTON>[W3C 17.5]要素の属性は,次に制限される。

ISO-HTMLは,TYPE属性が提供されることを要求し,TYPEsubmitと指定された場合,NAME属性及びVALUE属性が提供されなければならない。

13.7 COL要素型(表列特性)

JIS X 4156は,<COL>[W3C 11.2.4]要素の属性を次に制限する。

13.8 COLGROUP要素型(表列グループ特性)

JIS X 4156は,<COLGROUP>[W3C 11.2.4]要素の属性を次に制限する。

SPAN属性は,<COLGROUP>[W3C 11.2.4]要素が内容をもたない場合にだけ,使用することが望ましい。

13.9 HEAD 要素型(文書ヘッダ)

文書ヘッダは,文書の内容よりもむしろ文書に関する情報を提供する。このようなメタ情報は,図書館及び大規模な文書の集まりに基づくアプリケーションにとって,潜在的に非常に重要となる。文書作成者は,アプリケーションの全体的な体系及び設計の一部分として,文書ヘッダに細心の注意を払うことが望ましい。

<HEAD>[W3C 7.4.1]要素の開始タグは,ISO-HTMLでは必須であって,省略してはならない。

スクリプト機能は,十分に安定し成熟しているとはまだ考えられないので,JIS X 4156には含まれていない。したがって,<HEAD>[W3C 7.4.1]要素の内容モデルは,<SCRIPT>[W3C 18.2.1]要素を含まない。

13.10 HTML要素型(文書インスタンス)

SGMLの用語では,文書インスタンスを含む要素を文書要素[8879 4.99及び7.2]とする。過去の多くのHTML文書は,文書要素タグを省略しており,HTML 4.0のためのW3C勧告は,後方互換性に配慮しているので,文書要素の開始タグ及び終了タグの省略を許している。ISO-HTMLは,後方互換性の要件はもたず,<HTML>[W3C 7.3]要素の開始タグ及び終了タグの両方が存在することを要求する。これらを省略してはならない。

13.10.1 準備

この標準情報(TR)は,妥当性検証を促進する"準備段階のHTML"文書のための規定を提供する。この準備文書は技術的にはISO-HTMLではないので,準備文書の文書要素を<Pre-HTML>に変えて,起る可能性がある混乱を防止している。

13.11 H1要素型(第1位セクション見出し)

ISO-HTMLは,セクションの入れ子に関して非常に厳密な扱いをしている。セクションは,文書の重要な構成ブロックと考えられ,それらの関係の完全性を維持することは,極めて重要と考える。ISO-HTMLは,<H1>[W3C 7.5.5]要素の指定が,文書の第1位セクションの開始を指定し,その第1位セクションのタイトルを含むと考えている。これまで多くの文書作成者が,セクション見出し要素をその見掛けのためにだけ,多くの場合,視覚系ブラウザでのより大きなフォントを与えるものとして,使用してきた。W3Cは,セクション見出し要素の使用方法に関して,次の軽い注意を与えている。

見出しのレベルを跳び越すことは悪い習慣だと考える人もいる。

しかし,後方互換性を大事にするために,任意の順序での見出しを許している。

ISO-HTMLは,<H1>[W3C 7.5.5]要素〜<H6>[W3C 7.5.5] 要素が,順番に深さが増加するセクションを特定すると考え,セクションの包含関係によって形成される木が<H1>[W3C 7.5.5]要素を根とし,いかなる中間レベルも跳び越さないことを要求する。

JIS X 4156は,<H1>[W3C 7.5.5]要素に,<H3>[W3C 7.5.5]要素,<H4>[W3C 7.5.5]要素,<H5>[W3C 7.5.5]要素又は<H6>[W3C 7.5.5]要素が,介在する<H2>[W3C 7.5.5]要素なしに続かないことを要求する。この要件は,DTD中に規定的なテキストとして表現されているが,ISO-HTMLの一部ではない付加的な要素を導入することなしに,DTD内容モデルで指定することはできない。新しい要素の導入を完全に自動的に,すなわちソース文書に出現させることなしに,行うことは可能だが,文書を構文解析し含まれるすべての開始タグ及び終了タグを付けて文書を再生成する一般目的のSGMLツールを使用することは,その"正規化された"文書が妥当なISO-HTMLではないので,問題を生じる。

<H1>[W3C 7.5.5]要素の属性は,次に制限される。

13.11.1 準備

SGML構文解析系がセクションの正しい入れ子構造の妥当性を検証できるようにするために,この標準情報(TR)では,"ほぼISO-HTML"である文書型定義を提供する。この文書型定義は,妥当なISO-HTMLの準備を容易にできるようにするために使用してよい。この"準備段階ISO-HTML"の文書要素は,混乱を避けるために,<HTML>[W3C 7.3]から<Pre-HTML>に変更されている。<Pre-HTML>のDTDは,妥当性検証の処理のために必要な新しい要素を自動的に導入する。後で簡単なプログラムを実行して,望ましくない要素を除去し妥当なISO-HTMLを生成することができる。

ISO-HTML DTDを,Preparationパラメタ実体の使用を通じて,<Pre-HTML> DTDに切り替えてもよい。Preparationが値INCLUDEをもつ場合には,<H1>[W3C 7.5.5]要素の次の代替定義が,見出し及びセクションの正しい入れ子を要求する。

<!ELEMENT H1    - -     (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV1  O O     ((%block;)*,(H2,DIV2)*) >

詳細に関しては,SGML技術を参照すること。

<Pre-HTML> DTDの使用を指定するには,ISO-HTML準備段階文書型定義をもつ文書インスタンスを先行させることが望ましい。これには,Preparationパラメタ実体を値INCLUDEに設定する効果がある。

<DIV1>要素〜<DIV6>要素は,DTDの内部だけで使用する要素であって,ISO-HTMLの一部ではない。これらは,ISO-HTML文書にも,関連付けられたスタイルシートにも,出現してはならない。

13.11.2 構造化された見出しの例

Nested boxes illustrate nested sections

図2 セクションの連続的な入れ子

13.12 H2要素型(第2位セクション見出し)

ISO-HTMLは,<H2>[W3C 7.5.5]要素が,文書の第2位セクションの開始を指定し,そのセクションのタイトルを含むと考える。

JIS X 4156は,<H2>[W3C 7.5.5]要素に,<H4>[W3C 7.5.5]要素,<H5>[W3C 7.5.5]要素又は<H6>[W3C 7.5.5]要素が,介在する<H3>[W3C 7.5.5]要素なしに続かないことを要求する。<H2>[W3C 7.5.5]要素には,<H1>[W3C 7.5.5]要素が先行しなければならない。

<H2>[W3C 7.5.5]要素の属性は,次に制限される。

13.13 H3要素型(第3位セクション見出し)

ISO-HTMLは,<H3>[W3C 7.5.5]要素が,文書の第3位セクションの開始を指定し,そのセクションのタイトルを含むと考える。

<H3>[W3C 7.5.5]要素には,<H5>[W3C 7.5.5]要素又は<H6>[W3C 7.5.5]要素が,介在する<H4>[W3C 7.5.5]要素なしに続いてはならない。<H3>[W3C 7.5.5]要素には,<H2>[W3C 7.5.5]要素が先行しなければならない。

<H3>[W3C 7.5.5]要素の属性は、次に制限される。

13.14 H4要素型(第4位セクション見出し)

ISO-HTMLは,<H4>[W3C 7.5.5]要素が,文書の第4位セクションの開始を指定し,そのセクションのタイトルを含むと考える。

<H4>[W3C 7.5.5]要素には,<H6>[W3C 7.5.5]要素が,介在する<H5>[W3C 7.5.5]要素なしに続いてはならない。<H4>[W3C 7.5.5]要素には,<H3>[W3C 7.5.5]要素が先行しなければならない。

<H4>[W3C 7.5.5]要素の属性は,次に制限される。

13.15 H5要素型(第5位セクション見出し)

ISO-HTMLは,<H5>[W3C 7.5.5]要素が,文書の第5位セクションの開始を指定し,そのセクションのタイトルを含むと考える。

<H5>[W3C 7.5.5]要素には,<H4>[W3C 7.5.5]要素が先行しなければならない。

<H5>[W3C 7.5.5]要素の属性は,次に制限される。

13.16 H6要素型(第6位セクション見出し)

ISO-HTMLは,<H6>[W3C 7.5.5]要素が,文書の第6位セクションの開始を指定し,そのセクションのタイトルを含むと考える。

<H6>[W3C 7.5.5]要素には,<H5>[W3C 7.5.5]要素が先行しなければならない。

<H6>[W3C 7.5.5]要素の属性は,次に制限される。

13.17 IMG要素型(行内画像)

<IMG>[W3C 13.2]要素の属性は,次に制限される。

JIS X 4156は,SRC属性及びALT属性の提供を要求する。ISMAP属性及びUSEMAP属性の多くとも一つが提供されればよい。

13.18 INPUT要素型(利用者入力フィールド)

<INPUT>[W3C 17.4]要素のTYPE属性は,入力フィールドの幾つかの異なる型を区別する。利用可能な属性の集合は,13.18.1〜13.18.8に指定されているとおりのTYPE属性の値に依存する。TYPE属性のデフォルト値は,"text"とする。

属性TYPEの値"button"は,ISO-HTMLでは利用できない。文書の中にボタンに類似した装置を置きたい文書作成者は,<BUTTON>[W3C 17.5]要素を使用することが望ましい。

ISO-HTMLは,<INPUT>[W3C 17.4]要素の属性を,共通属性であるCLASSID及びTITLE,国際化属性であるDIR及びLANG,並びにACCEPTACCESSKEYCHECKEDDISABLEDMAXLENGTHNAMEREADONLYSIZETABINDEXTYPE及びVALUEに限定する。これらの使用は,13.18.1〜13.18.8で指定されるとおりのTYPE属性の値に依存する。

13.18.1 TYPE=checkbox

TYPE=checkboxをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,論理型の選択を指定する。同じNAME属性値をもつ同じ<FORM>[W3C 17.3]要素の中の<INPUT>[W3C 17.4]要素の集合は,多くのうちからのn個の選択を表現する。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.18.2 TYPE=file

TYPE=fileをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,フォームの内容にファイルを添付する方法を利用者に提供する。<INPUT>[W3C 17.4]は,通常は,<FIELDSET>[W3C 17.10]包含テキスト,及び選択時にファイル名を選択するためにファイルブラウザを呼び出す関連付けられた<BUTTON>[W3C 17.5]の内部で構成される。ファイル名は,テキストフィールドに直接に入力することもできる。詳細は,RFC1867を参照すること。

送るための明示的な許可を利用者がもっていないファイルを利用者エージェントは送らないことが重要である。したがって,ISO-HTMLの解釈エージェントには,提案されるかもしれないデフォルトファイル名を確認することが期待される。ISO-HTMLは,ファイルを指定するフィールドが隠ぺいされないことを要求する。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.18.3 TYPE=hidden

TYPE=hiddenをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,フィールドがレンダリングされないことが望ましいと宣言する。すなわち,利用者から隠ぺいされる。利用者は,フィールドとやり取りしないが,代わりに,VALUE属性が,フィールドの値を指定する。NAME属性及びVALUE属性は必須であって,それらはフォームが実行依頼される時にサーバに返される。

この入力要素は,フォームにおける状態情報を提供するために使用してもよい。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.18.4 TYPE=password

TYPE=passwordをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,利用者がパスワードを打ち込むことができる単一行テキストフィールドを指定する。利用者が打ち込む場合には,のぞかれることからパスワードを隠すために,文字は,通常`*'として表示する。

アプリケーション設計者は,これは単純なセキュリティ保護でしかないことに注意するほうがよい。パスワードは,ブラウザによって通常の観察者からは隠されるが,それは平文テキストでサーバに送り返され,ネットワークへの低レベルアクセスを用いて誰でも読むことができる。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.18.5 TYPE=radio

TYPE=radioをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,論理型の選択を指定する。同じNAME属性値をもつ一つの<FORM>[W3C 17.3]要素の中の<INPUT>[W3C 17.4]要素の集合は,多くの中からの一つの選択を表現する。

他の属性値は,次のとおりとする。

ISO-HTMLは,常に,集合内のラジオボタンのうちの唯一つだけがチェックされることを要求する。ラジオボタンの集合の中のどの<INPUT>[W3C 17.4]要素もCHECKEDを指定していない場合には,最初に,利用者エージェントは,その集合の最初のラジオボタンをチェックされているものとして印を付けておかなければならない。

13.18.6 TYPE=reset

TYPE=resetをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,利用者エージェントにフォームフィールドを初期状態に再設定するように指示する入力オプションを指定する。このオプションは,普通は,ボタンによって表現される。

この振る舞いは,望ましいとされる<BUTTON>[W3C 17.5]要素によっても提供される。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.18.7 TYPE=submit

TYPE=submitをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,利用者エージェントにフォームを実行依頼することを指示する入力オプションを表現する。このオプションは,通常はボタンで表現される。

この振る舞いは,望ましいとされる<BUTTON>[W3C 17.5]要素によっても提供される。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.18.8 TYPE=text

TYPE=textをもつ<INPUT>[W3C 17.4]要素は,利用者が文字列を打ち込むことができる単一行テキストフィールドを指定する。

他の属性値は,次のとおりとする。

13.19 LABEL要素型(フォームフィールドラベル)

JIS X 4156は,<LABEL>[W3C 17.9.1]要素が,その<LABEL>[W3C 17.9.1]を含む<FORM>[W3C 17.3]要素の内容におけるフォームフィールドを参照することを要求する。

ISO-HTMLは,<LINK>[W3C 12.3]要素の属性を次に制限する。

13.20.1 例

次の例では,現文書は"Chapter2.html"であって,リンクは,前章及び次章との関係を示している。

<HEAD>
 <LINK REL="Index"     href="../index.html">
 <LINK REL="Next"      href="Chapter3.html">
 <LINK REV="Previous"  href="Chapter3.html">
 <LINK REV="Next"      href="Chapter1.html">
</HEAD>

HREFが不変な場合,RELREVに,又は反対(vice versa)に変更することは,REL属性及びREV属性の意味を反転することを要求する。

13.21 MAP要素型(クライアント側画像マップ)

JIS X 4156は,NAME属性が提供されることを要求する。その値は大文字・小文字を区別し,その属性値指定は宣言値がNAMEであるものとして処理しなければならない。

実体参照及び文字参照は置き換えられ,実体終了及びレコード開始は取り除かれ,レコード終了及び分離文字はスペースに置き換えられる。スペース文字の任意の列は,単一スペースに置き換えられ,先頭及び末尾のスペースは,削除される[8879 7.9.3及び10.1.7]。

13.22 OBJECT要素型(簡易エージェント)

<OBJECT>[W3C 13.3]要素の属性は,次に制限される。

13.23 Q要素型(引用)

<Q> [W3C 9.2.2]要素の内容は,引用符で囲んではならない。これは,スタイルシートの使用を通じて利用者エージェントによって追加される。

13.23.1 例

A <Q LANG=de>quotation in German</Q> and a <Q LANG=fr>quotation in French</Q>.

これは,次のとおりにレンダリングされるかもしれない。

A ,,quotation in German'' and a <<quotation in French>>.

13.24 STYLE要素型(スタイル指定)

<STYLE>[W3C 14.2.3]要素は,利用者エージェントのスタイル管理主体に渡されなければならないスタイルシート情報を含む。任意のスタイルシート言語を使用してよく,JIS X 4156はスタイルシート言語を定義しない。

文書のテキストの一部であるものとしてスタイルシート情報をレンダリングすることは,利用者エージェントのエラーとする。

文書作成者は,次をすることが望ましい。

  1. 文書がレンダリングされる利用者エージェントの型が異なること,及び読者の特殊な必要性,例えば,視覚異常の一部の利用者のためにより大きなフォントを使用すること,を考慮して,文書に対してある範囲の種類のスタイルを提供する。
  2. 内容の本質的な部分としてスタイルを使用してはならない。例えば,"正しい答は緑で示し,それ以外は赤で示す。"というのは,色をレンダリングしない利用者エージェントには役に立たない。
  3. <META>[W3C 7.4.4]要素を使用してデフォルトスタイルシート言語を指定する。

13.25 TABLE要素型(表)

<TABLE>[W3C 11.2.1]要素の属性は,次に制限される。

13.26 TBODY要素型(表本体)

ISO-HTMLでは,開始タグが,<TBODY>[W3C 11.2.3]要素に対して要求される。

13.27 TD要素型(表データセル)

<TD>[W3C 11.2.6]要素の属性は,次に制限される。

13.28 TH要素型(表ヘッダセル)

<TH>[W3C 11.2.6]要素の属性は,次に制限される。

13.29 TR要素型(表行)

表の矛盾したレンダリングを避けるために,文書作成者は,次の点に注意することが望ましい。

<TR>[W3C 11.2.5]要素は,包含<TABLE>[W3C 11.2.1]要素が存在する場合には,<TD>[W3C 11.2.6]要素及び<TH>[W3C 11.2.6]要素のROWSPAN属性及びCOLSPAN属性,<COL>[W3C 11.2.4]要素及び<COLGROUP>[W3C 11.2.4]要素のSPAN属性,及び利用者エージェントによる不完全な行のパディングの効果を考慮した,その包含<TABLE>[W3C 11.2.1]要素における,<COL>[W3C 11.2.4]要素又は<COLGROUP>[W3C 11.2.4]要素が指定する列の数と正確に同じ列の数を要求することが望ましい。

<TR>[W3C 11.2.5]要素の属性は,次に制限される。

14. 文書準備

14.は,ISO-HTML適合文書を準備するためのSGMLに基づく処理を示す。この処理は,JIS X 4156の規定の一部ではないが, JIS X 4156への適合を容易にすることを意図している。主な利点は,次のとおり。

  1. 文書は,ISO-HTMLのDTDへの適合性を検証するSGML構文解析系によって妥当性検証される。
  2. 構文解析系は,ISO-HTMLによって要求されるセクションの正しい段階的な入れ子の妥当性も検証できる。
  3. 文書作成者は,ページを便利な断片に分割し,準備処理中にそれらを再結合できる。これは,各々が"共通な言葉(boiler-plate)"の情報の同じ断片を含むページの集合を用いて作業する文書作成者にとって,特に便利となる。
  4. ページは,時々刻々変化する情報の断片を含むことがよくある。寿命の短いデータの形式は,維持管理及び更新を容易にするために一緒にグループ化された実体の集合において置き換えられる。

    参考  これは,この標準情報(TR)とHTML 4.0のためのW3C勧告との間の多くのリンクを指定するために使用する技法である。

  5. SGML構文解析系は,処理されたテキストを自動的に取り込むことができる。

より複雑なSGMLに基づく処理が可能となる。例えば,ソース文書は,より豊富なDTD又は豊富な構造化文書データベースを使用して構造化されていてもよい。これは,文書に多くの投資がなされていて,その文書を広範囲な出力を生成するために使用する場合には,有利となる。これら文書の処理は,この標準情報(TR)の適用範囲外とする。

参考  ここで示す限定された処理は,一つだけのSGML構文解析系で達成可能な処理の大部分を含む。より複雑な処理に興味がある場合には,エジンバラ大学の言語技術グループが開発したLT NSLを参照すること。

14.1 Pre-HTML

この処理は,JIS X 4156又はHTML 4.0のためのW3C勧告がサポートしないDOCTYPE宣言の機能である文書型宣言内部部分集合[8879 11.1]を使用する。ISO-HTML又はHTML 4.0とは異なる準備段階文書を明確に識別するために,異なる文書要素<Pre-HTML>を与える。この文書要素は,準備段階文書に対してだけ有効とする。

内部部分集合は,図3に示すとおり,DOCTYPE宣言の中の角括弧の間に出現する。

Use of the DOCTYPE internal subset

図3 DOCTYPE内部部分集合の使用

図の内容を示す前に,SGMLにおける実体について少し示すことが有用かもしれない。SGML実体[8879 B.6]は,文書のかたまりと考えてよい。プログラマは,SGML実体に対して,マクロという用語を使いたがるかもしれない。SGMLにおける実体には,次の二つの型が存在する。

  1. パラメタ実体  この実体は,部分集合を含む文書型宣言の中だけで定義され呼び出される。ただし,SGMLでは,参照されるという用語を使用する。これは,DTDのかたまりへの便利な参照,及びDTD内に置かれるかもしれない他の有用な構成要素への便利な参照を提供するために使用する。
  2. 一般実体  この実体は,部分集合を含む文書型宣言の中で定義されるが,文書インスタンスの中での呼出し又は参照に使用する。よく知られた例には,小文字のaに,語voilàの終わりに出現するアクサングラーブを提供するために使用する&agrave;がある。

備考  実体のこの二つの型は,同じ基本的な目的の役に立つ。二つの型をもつ理由は,二つの名前空間をもつことにある。文書作成者は,文書型宣言を定義した人が既に選択した実体名との多重定義を気にする必要はない。

部分集合内の"legal"実体宣言[8879 10.5]は,実体名の前に,文字%をもつ。これは,"legal"が,部分集合内で使用するパラメタ実体であることを示す。記法"%legal;"[8879 9.4.4]は,パラメタ実体への参照であって,図3の例においては,SGML構文解析系が,そのパラメタ実体を文書内で使用するかもしれない一般実体&fineprint;の宣言へと解決することになる。この解決処理は,間接的とする。すなわち,通常はファイルcatalog内に存在するOASISカタログ素片は,一般実体定義を含むファイルを指し示す。この検索は,公式公開識別子[8879 10.2]を使って行う。これは,図3の例では,"-//Whiz-Bang//TEXT Legal blurb//EN"と与えられている。その結果として,一般実体&fineprint;が,文書の中で使用可能となる。

一見したところ,この処理は複雑に思われるかもしれない。しかし,大規模な作成環境では,多くの利点がある。文書作成者,どのファイルが最新の精細印刷を含むかを気にすることなしに作業ができる。例えば,システム管理者がOASISカタログ管理し,法律部門はその精細印刷を使って独立に作業できる。図3の例では,唯一つの一般実体宣言だけを含む外部ファイル"fineprint.txt"を示した。実際には,外部ファイルは,何百もの実体宣言を含んでいてもよい。例えば,一つの会社が提供する,公開され利用可能なURL及びURIの公式のリストが考えられる。

この処理で生成されるISO-HTMLページは,内部部分集合も,パラメタ実体%legal;又は一般実体&fineprint;の存在のいかなる指示も含まない。

備考  カタログ素片は,"SGML技術"及びHTML 4.0のためのW3C勧告が提供するSGMLカタログ例の素片で示されるOASISカタログ素片と同じ"catalog"ファイルに存在してもよい。

14.2 準備処理

準備処理は,SP構文解析系sgmlnorm機能を使用して,すべての実体を解決し,すべての省略された要素開始タグ及び要素終了タグを挿入した,準備段階文書の版を生成する。この中間文書は,ISO-HTMLでは許されない<DIV1> ... <DIV6>要素タグを含む。これは,"削除器(scrubber)"によって削除される。削除器は,<Pre-HTML>開始タグ及び終了タグを,<HTML>[W3C 7.3]の開始タグ及び終了タグに置きかえることもする。さらに,削除器は,ISO-HTML文書型宣言を文書のヘッドに置く。

この標準情報(TR)の原文書をその作成者が準備したときに使用したコマンドは,次の形式であった。

sgmlnorm -e -g -w all -E 5 UG.Pre-HTML | scrub8 > UG.html

14.3 例(文書時刻印)

Free Software Foundationのもの,例えば,Updated: 1 Jan 1998 rms,などの時刻印が,HTMLページの脚部にあるのは普通である。この時刻印を自動的に設定するために<Pre-HTML>の技術を使用することができる。ページを作成するために,Makefileを使っていると仮定する。

  1. Makefileの中に,時刻印を置きたいページを構文解析する直前に,次のシェルコマンドを挿入する。
    	echo "<!ENTITY lastchange '" > lastchange
    	date >> lastchange
    	echo "' >" >> lastchange
    

    備考  これらの3行は,スペースではなくタブで字下げする。

  2. 文書型宣言部分集合の中の角括弧の間に,次の宣言及び参照を置く。
    <!ENTITY % lastchange PUBLIC "-//ISO-HTML User's Guide//TEXT Last change time stamp//EN" >
    %lastchange;
    
  3. カタログに,次のエントリを追加する。
            -- Last change time stamp --
    PUBLIC  "-//ISO-HTML User's Guide//TEXT Last change time stamp//EN" lastchange
    
  4. 文書の脚部又は時刻印を押したい個所に,次のマーク付けを追加する。
    <hr>
    <p>Last change was on &lastchange;
    <hr>
  5. 結果の例は,この標準情報(TR)の原文書の元となった利用者ガイドの脚部を参照すること。

公式公開識別子,実体名及び時刻印付きテキストは,必要性に応じて適用可能とする。

備考  パラメタ実体,一般実体及び時刻印を含む一時ファイルは,すべて,同じ名前をもつが,それらは異なる名前空間に存在するのであいまい性は存在しない。

15. SGML技術

15.では,ISO-HTML及びPre-HTMLの形式的な規定で使用するSGML技術を示す。妥当性検証システムは,この技術をサポートすることが要求されるが,適合システムには要求されない。

SGML技術は,次の三段階の処理に基づく。

  1. ISO-HTML又はPre-HTML文書インスタンスは,常に,DOCTYPE宣言[8879 11.1]を含む。これは,使用する機能の集合を識別する。DOCTYPE宣言における公式公開識別子は,ISO-HTML及びPre-HTMLが共有するDTDを含むファイルを識別するOASISカタログにおけるキーとして使用する。ISO-HTMLの場合,DTDは完全とする。すなわち,内部部分集合は存在せず,適合システムは,この構成をサポートすることを要求されない。Pre-HTMLの場合は,内部部分集合の中の追加のパラメタ実体宣言がDTDを完全にする。
  2. DTDは,そのDTDのカスタム化を管理する%Preparation;パラメタ実体に対して,デフォルト値IGNOREを含む。このデフォルト値は,%Preparation;パラメタ実体に対して,値INCLUDEを指定するPre-HTML文書によって上書きされる。
  3. SGML構文解析系は,%Preparation;パラメタ実体の値を考慮して,ISO-HTML又はPre-HTMLの形式定義を構文解析する。

15.1 第1段階(DTDの識別)

ISO-HTMLに対するDOCTYPE宣言[8879 11.1]は,次のとおりとする。

<!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN">
<!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO/IEC 15445:2000//DTD HTML//EN">

Pre-HTMLに対する宣言は,次のとおりとする。

<!DOCTYPE Pre-HTML PUBLIC 
   "-//ISO-HTML User's Guide//DTD Preparation of ISO-HTML//EN" 
[<!ENTITY % Preparation "INCLUDE"> 

general entity declarations...

]
> 

ISO-HTML及びPre−HTMLに対するDOCTYPE宣言における公式公開識別子(Formal Public Identifier,以降FPI)[8879 10.2]は,通常はcatalogという名前をもつファイルの中に置くカタログの中の対応するエントリを識別するために,キーとして使用する。カタログは,同じファイル名を,次の三つのFPIと関連付ける。


PUBLIC  "ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN"   15445.dtd
PUBLIC  "ISO/IEC 15445:2000//DTD HTML//EN"                        15445.dtd
PUBLIC  "-//ISO-HTML User's Guide//DTD ISO-HTML Preparation//EN"  15445.dtd

カタログの使用をサポートするSPなどの構文解析系は,DTDを含むファイルの名前を見つけるためにFPIを使用する。

備考  ファイル名は,システムに依存する。異なる名前が,限定されたオペレーティングシステム上では必要となるかもしれない。

15.2 第2段階(パラメタ実体の宣言)

Pre-HTML内部部分集合は,そのデフォルト値をISO-HTML DTDにおいて定義するパラメタ実体%Preparation;に対する宣言を含む。Pre-HTML内部部分集合における値は,ISO-HTML DTDにおいて提供されるデフォルト値よりも優先する([8879 9.4.4.1]参照)。

%Preparation;が値INCLUDEをもつ場合,要素<H1>[W3C 7.5.5]〜要素<H6>[W3C 7.5.5]の正しい入れ子を要求する機構を含む。値がIGNOREの場合,見出し部の正しい入れ子を要求する機構を省略する。

ISO-HTML DTDでは,逆の値をもつパラメタ実体%NoPreparation;を定義する。その結果として,DTDは,次のパラメタ実体を指定する。

15.3 第3段階(形式定義の構文解析)

SGML構文解析系は,第2段階において規定される%Preparation;パラメタ実体及び%NoPreparation;パラメタ実体の値を考慮して,ISO-HTMLの形式定義を編成するファイルを構文解析する。パラメタ実体は,マーク付けされたセクションの取込み又は排除を制御し([8879 10.4]参照),形式定義を変更する。

パラメタ実体の典型的な効果は,要素<BODY>[W3C 7.5.1]の修正にある。

<![ %Preparation;   
  [ 
      <!ELEMENT BODY  - O  ((%block;)*, (H1,DIV1)* ) 
                              +(DEL|INS) >
  ]]>
<![ %NoPreparation; 
  [
      <!ELEMENT BODY  - O  (%block;|H1|H2|H3|H4|H5|H6)+ 
                              +(DEL|INS) >
  ]]>

文書作成者のDOCTYPE宣言がISO-HTMLを要求する場合,これは次と同じとする。

<!ELEMENT BODY  - O  (%block;|H1|H2|H3|H4|H5|H6)+ 
                        +(DEL|INS) >

しかし,文書作成者のDOCTYPE宣言がPre-HTMLを要求する場合,これは次と同じとする。

<!ELEMENT BODY  - O  ((%block;)*, (H1,DIV1)* ) 
                        +(DEL|INS) >

16. SGML宣言

ISO-HTMLに対するSGML宣言は,次のファイルによって提供される。


<!SGML  "ISO 8879:1986 (WWW)"
--   ISO/IEC 15445 Hypertext Markup Language (ISO-HTML)
     SGML Declaration

     Copyright (C) 2000 IETF, W3C (MIT, Inria, Keio), ISO/IEC.

     Permission to copy in any form is granted for use with
     validating and conforming systems and applications as defined 
     in ISO/IEC 15445, provided this copyright notice is included
     with all copies.
--
CHARSET
         -- First 17 planes of ISO 10646. --
         BASESET  "ISO Registration Number 177//CHARSET
                   ISO/IEC 10646-1:1993 UCS-4 with
                   implementation level 3//ESC 2/5 2/15 4/6"
         DESCSET 0       9       UNUSED
                 9       2       9
                 11      2       UNUSED
                 13      1       13
                 14      18      UNUSED
                 32      95      32
                 127     1       UNUSED
                 128     32      UNUSED
                 160     55136   160
                 55296   2048    UNUSED
                 57344   1056768 57344

-- 
        ISO/IEC 10646 does not define all positions. For example, it reserves
        positions with hexadecimal values 0000D800 - 0000DFFF, used in the
        UTF-16 encoding of UCS-4, as well as the last two code values in each
        plane of UCS-4, ie. all values of the hexadecimal form xxxxFFFE and
        xxxxFFFF. Undefined code values and the corresponding numeric
        character references should not be included in an HTML document, and
        they shall be ignored if encountered when processing an HTML document.
--
CAPACITY        SGMLREF
                TOTALCAP        150000
                GRPCAP          150000
                ENTCAP          150000

SCOPE    DOCUMENT
SYNTAX
         SHUNCHAR CONTROLS 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16
                  17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 127
         BASESET "ISO 646IRV:1991//CHARSET
                  International Reference Version
                  (IRV)//ESC 2/8 4/2"
         DESCSET  0 128 0

         FUNCTION
                  RE          13
                  RS          10
                  SPACE       32
                  TAB SEPCHAR  9 -- Deprecated --

         NAMING   LCNMSTRT ""
                  UCNMSTRT ""
                  LCNMCHAR ".-_:"
                  UCNMCHAR ".-_:"
                  NAMECASE GENERAL YES
                           ENTITY   NO
         DELIM    GENERAL  SGMLREF
                  HCRO     "&#38;#x" -- 38 is Ampersand --
                  SHORTREF SGMLREF

         NAMES    SGMLREF
         QUANTITY SGMLREF
                  ATTCNT      60
                  ATTSPLEN 65536 -- These are the largest values --
                  LITLEN   65536 -- permitted in the declaration. --
                  NAMELEN  65536 -- Avoid fixed limits in actual --
                  PILEN    65536 -- implementations of user agents. --
                  TAGLVL     100
                  TAGLEN   65536
                  GRPGTCNT   150
                  GRPCNT      64
FEATURES
  MINIMIZE
    DATATAG   NO
    OMITTAG  YES
    RANK      NO
    SHORTTAG YES
  LINK
    SIMPLE    NO
    IMPLICIT  NO
    EXPLICIT  NO
  OTHER
    CONCUR    NO
    SUBDOC    NO
    FORMAL   YES
    APPINFO NONE
>

17. 実体,要素型及び属性

ISO-HTMLに対する文書型定義(DTD)は,次のファイルによって与えられる。

ISO-HTMLに対するDTDの第1部(Part 1)は,第2部(Part 2)及び第3部(Part 3)で使用するパラメタ実体定義及び非推奨とする左右方向のタブを,スペースに変換する短縮参照対応付け[8879 11.5]を含む。第2部は,要素及びその内容モデルを含む。第3部は,属性定義及びISO-HTMLが要素に置く付加的な規定としての洗練を提供する。

<!-- 15445.dtd
     ISO/IEC 15445:2000  Hypertext Markup Language (HTML) 
     Document Type Definition.

     Copyright (C) 2000, IETF, W3C (MIT, Inria, Keio), ISO/IEC.
               All Rights Reserved.

     Permission to copy in any form is granted for use with
     validating and conforming systems and applications as defined
     in ISO/IEC 15445:2000, provided this copyright notice is included
     with all copies.  

     The DTD is typically invoked by one of the following declarations:

     <!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN">
     <!DOCTYPE HTML PUBLIC "ISO/IEC 15445:2000//DTD HTML//EN">

     In order to use the HTML document type definition as a base architecture for
     other SGML applications, the following architectural support declaration 
     should be used:

     <?IS10744 arch name="html"
     public-id="ISO/IEC 15445:2000//DTD HyperText Markup Language//EN"
     dtd-system-id="ftp://ftp.cs.tcd.ie/isohtml/15445.dtd"
     renamer-att="HTMLnames"
     doc-elem-form="HTML"
     >
-->
                <!-- Part 1 - Entity set -->

<!-- The Preparation parameter entity shall be set to IGNORE for HTML, 
     and to INCLUDE for a document to be submitted to the preparation
     process -->
<!ENTITY % Preparation "IGNORE" >

<!-- This definition generates the inverse entity 
     NoPreparation which is internal to the DTD -->
<![ %Preparation; [
<!ENTITY % NoPreparation "IGNORE"    -- Inverse of Preparation = INCLUDE -->
                   ]]>
<!ENTITY % NoPreparation "INCLUDE"   -- Inverse of Preparation = IGNORE -->
<!-- End of definition -->


        <!-- Tokens defined by other standards -->

<!ENTITY % Content-Type "CDATA" -- MIME content type, RFC 1521 -->
<!ENTITY % HTTP-Method "(get | post)" -- as per HTTP/1.1 RFC 2068  -->
<!ENTITY % URI "CDATA" -- Universal Resource Identifier, RFC 1630 -->

        <!-- Element tokens -->

<!ENTITY % special "A | BDO | BR | IMG | OBJECT | 
                    MAP | Q | SPAN" >

<!-- Logical character styles -->
<!ENTITY % logical.styles "ABBR | ACRONYM | CITE | CODE | DFN | EM |
                           KBD | SAMP | STRONG | VAR" >

<!-- Physical character styles -->
<!ENTITY % physical.styles "B | I | SUB | SUP | TT" >

        <!-- Model groups -->

<!-- Block-like elements eg. paragraphs and lists -->
<!ENTITY % block "BLOCKQUOTE | DIV | DL | FIELDSET | FORM |
                  HR | OL | P | PRE | TABLE | UL" >

<!-- Form fields - input elements that may appear only within forms -->
<!ENTITY % form.fields "BUTTON | INPUT | LABEL | SELECT | TEXTAREA" >

<!-- Character level elements and text strings -->
<!ENTITY % text "#PCDATA | %physical.styles; | %logical.styles; | %special;" >

<!-- Elements that may appear in a form, section or table -->
<!ENTITY % form.content    "(%block; | %text; | %form.fields; | ADDRESS)+" >
<!ENTITY % section.content "(%block; | %text; | ADDRESS)+" >
<!ENTITY % table.content   "(%block; | %text;)*" >

        <!-- Generic attributes -->

<!ENTITY % core
   "CLASS      CDATA      #IMPLIED -- Comma separated list of class values --

    --The name space of the ID attribute is shared with the name space of 
      the NAME attributes of <A> elements.  ID and NAME values shall be
      distinct.  It is an error for an ID or NAME value to be duplicated 
      within a document.  It is recommended that authors of documents 
      intended for further processing specify the ID attribute in preference 
      to the NAME attribute. --
    ID         ID         #IMPLIED -- Document-wide unique id --
    TITLE      CDATA      #IMPLIED -- Advisory title or amplification --" >

        <!-- Internationalization attributes -->

<!ENTITY % i18n
   "DIR        (ltr|rtl)  #IMPLIED -- Direction for weak/neutral text --
    LANG       NAME       #IMPLIED -- RFC 1766 language value --" >

        <!-- Presentation styles -->

<!ENTITY % shape     "(circle | default | poly | rect)" >
<!ENTITY % InputType "(checkbox | file | hidden | password | 
                       radio | reset | submit | text)" >

<!-- SHORTREF mapping for the tab character -->
<!-- Use of the tab character is deprecated.  However, to facilitate
     the preparation of conforming documents by authors who use it,
     the tab character is tolerated and is mapped into a single space. -->
<!ENTITY   nontab  " " >
<!SHORTREF tabmap  "	" nontab >
<!USEMAP   tabmap  HTML >

        <!-- Specify character entity sets defined by W3C -->

<!ENTITY % HTMLlat1    PUBLIC "-//W3C//ENTITIES Full Latin 1//EN//HTML" >
<!ENTITY % HTMLsymbol  PUBLIC "-//W3C//ENTITIES Symbolic//EN//HTML" >
<!ENTITY % HTMLspecial PUBLIC "-//W3C//ENTITIES Special//EN//HTML" >
<!-- Reference character entities -->
%HTMLlat1;%HTMLsymbol;%HTMLspecial;

                <!-- Part 2 - Document structure -->

<!-- Further normative requirements on the elements defined in this part
     of the DTD are provided in Part 3.-->
<!--      ELEMENTS    MIN  CONTENT  (EXCEPTIONS) -->
<!ELEMENT HTML        - -  (HEAD, BODY) >
<!ELEMENT HEAD        - O  (TITLE) +(LINK | META | STYLE) >
<!ELEMENT TITLE       - -  (#PCDATA) -(LINK | META | STYLE) >
<!ELEMENT LINK        - O  EMPTY >
<!ELEMENT META        - O  EMPTY >
<!ELEMENT STYLE       - -  CDATA >

<!-- The following marked section is informative only -->
<![ %Preparation; [
<!ELEMENT Pre-HTML    - -  (HEAD, BODY) >
<!ELEMENT BODY        - O  ((%block;)*,(H1,DIV1)* ) +(DEL|INS) >
<!ELEMENT H1          - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV1        O O  ((%block;)*, (H2,DIV2)* ) >
<!ELEMENT H2          - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV2        O O  ((%block;)*, (H3,DIV3)* ) >
<!ELEMENT H3          - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV3        O O  ((%block;)*, (H4,DIV4)* ) >
<!ELEMENT H4          - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV4        O O  ((%block;)*, (H5,DIV5)* ) >
<!ELEMENT H5          - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV5        O O  ((%block;)*, (H6,DIV6)* ) >
<!ELEMENT H6          - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT DIV6        O O  ((%block;)*) >
                 ]]>
<!-- The following marked section is normative -->
<![ %NoPreparation; [
<!ELEMENT BODY        - O  (%block;|H1|H2|H3|H4|H5|H6)+ +(DEL|INS) >
<!ELEMENT (H1|H2|H3|H4|H5|H6) - - (%text;)+ >
                   ]]>
<!ELEMENT DIV         - -  %section.content; >
<!ELEMENT ADDRESS     - -  (%text;)+ -(IMG|OBJECT|MAP) >
<!ELEMENT P           - O  (%text;)+ >
<!ELEMENT (OL|UL)     - -  (LI)+ >
<!ELEMENT LI          - O  (%text; | %block;)+ >
<!ELEMENT DL          - -  (DT|DD)+ >
<!ELEMENT DT          - O  (%text;)+ >
<!ELEMENT DD          - O  %section.content; -(ADDRESS) >
<!ELEMENT PRE         - -  (%text;)+ -(IMG|MAP|OBJECT|SUB|SUP) >
<!ELEMENT BLOCKQUOTE  - -  (%block;)+ >
<!ELEMENT Q           - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT FORM        - -  %form.content; -(FORM) >
<!-- #PCDATA required to absorb leading white space -->
<!ELEMENT FIELDSET    - -  (#PCDATA,LEGEND,%form.content;) -(FIELDSET) >
<!ELEMENT INPUT       - O  EMPTY >
<!ELEMENT BUTTON      - -  (%text;)+ -(A|FIELDSET|FORM|%form.fields;) >
<!ELEMENT LABEL       - -  (%text;|%form.fields;)+ -(LABEL) >
<!ELEMENT LEGEND      - -  (#PCDATA) >
<!ELEMENT SELECT      - -  (OPTGROUP|OPTION)+ >
<!ELEMENT OPTGROUP    - -  (OPTION)+ >
<!ELEMENT OPTION      - O  (#PCDATA) >
<!ELEMENT TEXTAREA    - -  (#PCDATA) >
<!ELEMENT HR          - O  EMPTY >
<!ELEMENT TABLE       - -  (CAPTION?, (COL*|COLGROUP*), 
                              THEAD?, TFOOT?, TBODY+) >
<!ELEMENT CAPTION     - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT (THEAD,TFOOT,TBODY) - O  (TR)+ >
<!ELEMENT COL         - O  EMPTY >
<!ELEMENT COLGROUP    - O  (COL)* >
<!ELEMENT TR          - O  (TH|TD)+ >  
<!ELEMENT (TH|TD)     - O  %table.content; >
<!ELEMENT (%logical.styles;|%physical.styles;)
                      - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT A           - -  (%text;)* -(A) >
<!ELEMENT IMG         - O  EMPTY >
<!ELEMENT OBJECT      - -  (PARAM | %section.content;)* >
<!ELEMENT PARAM       - O  EMPTY >
<!ELEMENT BR          - O  EMPTY >
<!ELEMENT MAP         - -  (AREA)+ >
<!ELEMENT AREA        - O  EMPTY >
<!ELEMENT SPAN        - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT (DEL|INS)   - -  (%text;)+ >
<!ELEMENT BDO         - -  (%text;)+ >

                <!-- Part 3 - Attribute definition lists -->

<!--      ELEMENTS 
    NAME       VALUE       DEFAULT --> 
<!ATTLIST A
  --Case shall not be taken into account when determining a match
    between an ID value and a NAME value, between an ID value and 
    an HREF value or between a NAME value and an HREF value.  
    Comparisons should be made with the values folded to upper case.

    The NAME attribute value specification shall be processed as if the
    declared value were NAME.

    It is recommended that authors of HTML documents give
    preference to the ID attribute over the NAME attribute.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character --
    CHARSET    CDATA      #IMPLIED -- Character encoding as per RFC 2045 --
    HREF       %URI;      #IMPLIED -- Source anchor is URI of target --
    HREFLANG   NAME       #IMPLIED -- Language code of resource --
    NAME       CDATA      #IMPLIED -- Target anchor --
    REL        CDATA      #IMPLIED -- Forward link types --
    REV        CDATA      #IMPLIED -- Reverse link types --
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order --
    TYPE       CDATA      #IMPLIED -- Advisory content type -->

<!ATTLIST ADDRESS
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST AREA     
  --One of HREF or NOHREF shall be specified.  

    COORDS shall not be specified if SHAPE has the value `default'.

    Authors are very strongly recommended to provide meaningful ALT 
    attributes to support interoperability with speech-based or text-only 
    agents.  The language and direction of the text provided by the ALT 
    attribute are defined by the containing elements.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character --
    ALT        CDATA     #REQUIRED -- Description for text-only UAs --
    COORDS     CDATA      #IMPLIED -- Comma separated list of values --
    HREF       %URI;      #IMPLIED -- This region acts as hypertext link --
    NOHREF     (nohref)   #IMPLIED -- This region has no action --
    SHAPE      %shape;        rect -- Control interpretation of coords --
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order -->

<!ATTLIST BDO
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    DIR        (ltr|rtl) #REQUIRED -- Direction of writing --
    LANG       NAME       #IMPLIED -- RFC 1766 language value -->

<!ATTLIST BLOCKQUOTE
  --The contents of the BLOCKQUOTE element shall not be surrounded with
    quotation marks.  These may be added by the user agent through the use
    of a style sheet.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CITE       %URI;      #IMPLIED -- URI for source document or message -->

<!ATTLIST BODY
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST BR
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE -->

<!ATTLIST BUTTON
  --The BUTTON element shall not contain the A, BUTTON, FIELDSET, FORM,
    INPUT, LABEL, SELECT or TEXTAREA elements.

    If the BUTTON element contains an IMG element, the IMG shall not have
    an ISMAP or USEMAP attribute.
    
    The TYPE attribute shall be provided, and when the TYPE is
    specified as `submit', the NAME and VALUE attributes shall be provided.

    The NAME attribute is required if the TYPE attribute has the value 
    `submit'.

    If the TYPE attribute has value `reset', and the BUTTON is contained 
    in a FIELDSET, the reset action is limited to the contents of the 
    FIELDSET.

    The VALUE attribute is required if the TYPE attribute has the value
    `submit' and specifies the value to be returned if the button
    is selected.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character --
    DISABLED   (disabled) #IMPLIED -- Control unavailable in this context --
    NAME       CDATA      #IMPLIED -- Required for all except submit, reset -- 
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order --
    TYPE  (submit|reset)    submit -- For use as form submit/reset button --
    VALUE      CDATA      #IMPLIED -- Passed to server when submitted -->

<!ATTLIST CAPTION
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST COL
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    SPAN       NUMBER            1 -- Number of cols spanned -->

<!ATTLIST COLGROUP
  --The SPAN attribute should only be used if the COLGROUP element
    has no content.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    SPAN       NUMBER            1 -- Number of cols spanned by group -->

<!ATTLIST DD
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST DEL
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CITE       %URI;      #IMPLIED -- Information on reason for change --
    DATETIME   CDATA      #IMPLIED -- When changed, subset of ISO/IEC 8601 -->

<!ATTLIST DIV
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST DL
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST DT
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST FIELDSET
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST FORM
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCEPT     CDATA      #IMPLIED -- List of MIME types for file upload --
    ACCEPT-CHARSET CDATA  #IMPLIED -- List of supported char sets --
    ACTION     %URI;     #REQUIRED -- Server-side form handler --
    ENCTYPE    %Content-Type; "application/x-www-form-urlencoded"
    METHOD     %HTTP-Method;   get -- See HTTP specification -->

<!ATTLIST HEAD
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    PROFILE    %URI;      #IMPLIED -- Named dictionary of meta info -->

<!ATTLIST HR
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST HTML 
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST (H1 | H2 | H3 | H4 | H5 | H6)
  --The H1 element shall not be followed by an H3, H4, H5 or H6 element
    without an intervening H2 element.  

    The H2 element shall not be followed by an H4, H5 or H6 element 
    without an intervening H3 element.

    The H3 element shall not be followed by an H5 or H6 element without 
    an intervening H4 element.

    The H4 element shall not be followed by an H6 element without an 
    intervening H5 element.

    An H2 element shall be preceded by an H1 element.

    An H3 element shall be preceded by an H2 element.

    An H4 element shall be preceded by an H3 element.

    An H5 element shall be preceded by an H4 element.

    An H6 element shall be preceded by an H5 element.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST IMG
  --If the IMG element is contained in a BUTTON element, the IMG shall not 
    have an ISMAP or USEMAP attribute.

    If the ISMAP attribute is present in an IMG element, that IMG element 
    shall be contained in an A element with an HREF attribute present.

    At most one of the attributes ISMAP and USEMAP may be provided.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ALT        CDATA     #REQUIRED -- Text for text-only user agent --
    ISMAP      (ismap)    #IMPLIED -- Use server image map --
    LONGDESC   %URI;      #IMPLIED -- Extended description for text UA --
    SRC        %URI;     #REQUIRED -- URI of image to embed --
    USEMAP     %URI;      #IMPLIED -- Use client-side image map -->

<!ATTLIST INPUT
  --If the attribute TYPE has the value `checkbox', values shall be 
    provided for the the NAME and VALUE attributes.
  
    If the attribute TYPE has the value `file', a value shall be 
    provided for the NAME attribute; HTML interpreting agents should 
    request user confirmation of any default file names that might 
    be suggested, and fields specifying files shall not be hidden.

    If the attribute TYPE has the value `hidden', values shall be 
    provided for the NAME and VALUE attributes.
  
    If the attribute TYPE has the value `password', a value shall be 
    provided for the NAME attribute.

    If the attribute TYPE has the value `radio', values shall be 
    provided for the the NAME and VALUE attributes. At all times, 
    one and only one of the radio buttons shall be checked.  
    Initially, if none of the INPUT elements in a set of radio 
    buttons specifies CHECKED, then the user agent shall mark the 
    first radio button of the set as checked.

    If the attribute TYPE has the value `submit', and a value is 
    specified for the VALUE attribute, then a value shall be provided 
    for the NAME attribute.

    If the attribute TYPE has the value `text', values shall be 
    provided for the NAME and VALUE attributes.
  
    The MAXLENGTH and TABINDEX values shall be considered as integers 
    with any leading zeroes ignored.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCEPT     CDATA      #IMPLIED -- List of MIME types for file upload --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character --
    CHECKED    (checked)  #IMPLIED -- For radio buttons, checkboxes --
    DISABLED   (disabled) #IMPLIED -- Control unavailable in this context --
    MAXLENGTH  NUMBER     #IMPLIED -- Max chars for text fields --
    NAME       CDATA      #IMPLIED -- Required for all except submit, reset --
    READONLY   (READONLY) #IMPLIED -- For text --
    SIZE       CDATA      #IMPLIED -- Specific to each type of field --
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order --
    TYPE       %InputType;    text -- Widget --
    VALUE      CDATA      #IMPLIED -- Required for radio, checkboxes -->

<!ATTLIST INS
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CITE       %URI;      #IMPLIED -- Information on reason for change --
    DATETIME   CDATA      #IMPLIED -- When changed, subset of ISO/IEC 8601 -->

<!ATTLIST LABEL
  --The LABEL element shall refer to a form field in the content of the 
    FORM element which contains the LABEL.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character --
    FOR        IDREF      #IMPLIED -- Points to associated field -->

<!ATTLIST LEGEND
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character -->

<!ATTLIST LI
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST LINK
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CHARSET    CDATA      #IMPLIED -- Character encoding as per RFC 2045 --
    HREF       %URI;      #IMPLIED -- URI for link resource --
    HREFLANG   NAME       #IMPLIED -- Language code of resource --
    MEDIA      CDATA      #IMPLIED -- Destination media of referenced doc --
    REL        CDATA      #IMPLIED -- Forward link types --
    REV        CDATA      #IMPLIED -- Reverse link types --
    TYPE       CDATA      #IMPLIED -- Advisory Internet content type -->

<!ATTLIST MAP
  --The value of the NAME attribute is case sensitive, and the attribute 
    value specification shall be processed as if the declared value were 
    NAME.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    NAME       CDATA     #REQUIRED -- Referenced by USEMAP in <IMG> -->

<!ATTLIST META     
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CONTENT    CDATA     #REQUIRED -- Associated information --
    HTTP-EQUIV NAME       #IMPLIED -- HTTP response header name --
    NAME       NAME       #IMPLIED -- Meta-information name --
    SCHEME     CDATA      #IMPLIED -- Nature of content -->

<!ATTLIST OBJECT   
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CLASSID    %URI;      #IMPLIED -- Identifies implementation --
    CODEBASE   %URI;      #IMPLIED -- Needed by some systems --
    CODETYPE   CDATA      #IMPLIED -- Internet content type for code --
    DATA       %URI;      #IMPLIED -- Reference to objects data --
    DECLARE    (declare)  #IMPLIED -- Flag: declare but dont instantiate --
    NAME       CDATA      #IMPLIED -- Submit as part of form --
    STANDBY    CDATA      #IMPLIED -- Show this msg while loading --
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order --
    TYPE       CDATA      #IMPLIED -- Internet content type for data --
    USEMAP     %URI;      #IMPLIED -- Reference to image map -->

<!ATTLIST OL
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST OPTGROUP
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    DISABLED   (disabled) #IMPLIED -- Control unavailable in this context --
    LABEL      CDATA     #REQUIRED -- For use in hierarchical menus -->

<!ATTLIST OPTION
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    DISABLED   (disabled) #IMPLIED -- Control unavailable in this context --
    LABEL      CDATA      #IMPLIED -- For use in hierarchical menus --
    SELECTED   (selected) #IMPLIED -- Pre-selected option --
    VALUE      CDATA      #IMPLIED -- Defaults to content -->

<!ATTLIST P
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST PARAM
    ID         ID         #IMPLIED -- Document-wide unique id --
    NAME       CDATA     #REQUIRED -- Name of parameter --
    TYPE       CDATA      #IMPLIED -- Internet Media Type --
    VALUE      CDATA      #IMPLIED -- Value of parameter --
    VALUETYPE  (data|ref|object)
                              data -- Interpret value as -->

<!ATTLIST PRE
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST Q
  --The textual contents of the Q element shall not be surrounded with
    quotation marks.  These may be added by the user agent through the
    use of a style sheet.
  --
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    CITE       %URI;      #IMPLIED -- URI for source document or message -->

<!ATTLIST SELECT
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    DISABLED   (disabled) #IMPLIED -- Control unavailable in this context --
    MULTIPLE   (multiple) #IMPLIED -- Default is single selection --
    NAME       CDATA     #REQUIRED -- Field name --
    SIZE       NUMBER     #IMPLIED -- Rows visible --
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order -->

<!ATTLIST SPAN
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST STYLE
  --The STYLE element contains style sheet information which shall be
    passed to the user agent's style manager.  Any style sheet language
    may be used.  It is a user agent error to render the style sheet 
    information as if it were part of a document's text.
  --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    MEDIA      CDATA      #IMPLIED -- Designed for use with these media --
    TITLE      CDATA      #IMPLIED -- Advisory title --
    TYPE       CDATA     #REQUIRED -- Internet content type for style lang. -->

<!ATTLIST TABLE
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    SUMMARY    CDATA     #REQUIRED -- Purpose/structure for speech output -->

<!ATTLIST TBODY
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST TD
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ABBR       CDATA      #IMPLIED -- Abbreviation for header cell --
    AXIS       CDATA      #IMPLIED -- Names groups of related headers --
    COLSPAN    NUMBER            1 -- Number of columns spanned by cell --
    HEADERS    IDREFS     #IMPLIED -- List of ID's for header cells --
    ROWSPAN    NUMBER            1 -- Number of rows spanned by cell --
    SCOPE      (col|colgroup|row|rowgroup)
                          #IMPLIED -- Scope covered by header cells -->

<!ATTLIST TEXTAREA
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ACCESSKEY  CDATA      #IMPLIED -- Accessibility key character --
    COLS       NUMBER    #REQUIRED -- Number required in av char widths --
    DISABLED   (disabled) #IMPLIED -- Control unavailable in this context --
    NAME       CDATA     #REQUIRED -- Name of form field --
    READONLY   (readonly) #IMPLIED -- For text --
    ROWS       NUMBER    #REQUIRED -- Number of rows required --
    TABINDEX   NUMBER     #IMPLIED -- Position in tabbing order -->

<!ATTLIST TFOOT
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST TH
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG --
    ABBR       CDATA      #IMPLIED -- Abbreviation for header cell --
    AXIS       CDATA      #IMPLIED -- Names groups of related headers --
    COLSPAN    NUMBER            1 -- Number of columns spanned by cell --
    HEADERS    IDREFS     #IMPLIED -- List of ID's for header cells --
    ROWSPAN    NUMBER            1 -- Number of rows spanned by cell --
    SCOPE      (col|colgroup|row|rowgroup)
                          #IMPLIED -- Scope covered by header cells -->

<!ATTLIST THEAD
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST TITLE
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST TR
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST UL
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

        <!-- Attribute group definition lists -->

<!ATTLIST (%physical.styles;)
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!ATTLIST (%logical.styles;)
    %core;                         -- Element CLASS, ID and TITLE --
    %i18n;                         -- Internationalization DIR and LANG -->

<!-- End of file -->

18. JIS X 4156の原規定であるISO/IEC 15445:2000の維持管理

正しく厳密に規定された言語規定を提供するためにあらゆる努力がなされてきた。しかし,変更は避けられないので,ISO/IEC 15445:2000の維持管理を行う機能を提供する。

誤り報告の非公式のリストは,ftp://ftp.cs.tcd.ie/isohtml/errataで入手可能とする。これは,Trinity College Dublinが提供する。誤り報告は,ISO参加国経由で,又はWorld Wide Web Consortiumといったリエゾン組織経由で,得ることが望ましい。誤り報告が確認された場合は,ここに示したサーバで公開され,公式のISO/IEC規格維持管理処理に取り込まれる。

19. 文献

Robin Coverによる,SGML及びXMLに関するすぐれたオンライン文献リストが存在する。国際規格の詳細な参照は,ISOのWWWサイトで入手可能であって,ISO/IEC JTC1での作業項目の詳細は,JTC1 WWWサイトで入手できる。W3C文書は,W3Cサイトで見つけられる。IETF RFCは,IETF WWWサイトで見つけられる。"Dublin Core Relevant Publications"の文献リストも入手可能である。

  1. H. Alverstrand. Tags for the Identification of languages Internet Engineering Task Force, March 1995. RFC 1766
  2. Tim Berners-Lee, R. Fielding and L. Masinter. Uniform Resource Identifiers (URI): Generic Syntax Internet Engineering Task Force, August 1998. RFC 2396
  3. Tim Berners-Lee, Daniel Connolly. Hypertext Markup Language -- 2.0 Internet Engineering Task Force RFC 1866 1995.
  4. Tim Bray, Jean Paoli and C.M. Sperberg-McQueen. Extensible Markup Language (XML) 1.0 World Wide Web Consortium REC-xml-19980210, 1998.
    備考 TR X 0008:1999が, これと一致している。
  5. N. Freed, N. Borenstein. Multipurpose Internet Mail Extensions (MIME) Part One: Format of Internet Message Bodies Internet Engineering Task Force, December 2nd, 1996. RFC 2045
  6. Roy T. Fielding, Jim Gettys, Jeffrey C. Mogul, Henrik Frystyk Nielsen, Tim Berners-Lee. Hypertext Transfer Protocol -- HTTP/1.1 Internet Engineering Task Force, 1997 RFC 2068.
  7. Charles F. Goldfarb. The SGML Handbook First edition. Oxford University Press, 1990. ISBN 0-19-853737-9.
  8. Barbara F. Grimes Ethnologue, Languages of the World 12th edition. Summer Institute of Linguistics, Dallas 1992
  9. Paul Grosso, Ed., Entity Management. OASIS Technical Resolution 9401:1997 (Amendment 2 to TR 9401), Organization for the Advancement of Structured Information Standards (OASIS), 1997 September 10.
  10. Håkon W. Lie, Bert Bos. Cascading Style Sheets, level 1 World Wide Web Consortium, 1996. REC-CSS1-961217
    備考 TR X 0011:1998が, これと一致している。
  11. David McKelvie, Henry Thompson, Steve Finch. The Normalised SGML Library, LT NSL version 1.5, 21 August 1997. Language Technology Group, Human Communication Research Centre, University of Edinburgh, 2 Buccleuch Place, EH89LW, Edinburgh, Scotland.
  12. Ernesto Nebel, Larry Masinter. Form-based File Upload in HTML Internet Engineering Task Force, November 1994. RFC 1867
  13. Steven Pemberton and others. XHTMLTM 1.0: The Extensible HyperText Markup Language: A Reformulation of HTML 4 in XML 1.0. World Wide Web Consortium. REC-xhtml1-20000126, 2000.
    備考 TR X 0037:2001が, これと一致している。
  14. Dave Raggett, Arnaud Le Hors, Ian Jacobs. HTML 4.0 Specification W3C Recommendation REC-html40-971218, 18-Dec-1997. World Wide Web Consortium.
    備考 TR X 0033:2000が, これと一致している。
  15. Dave Ragget, Charlie Kindel, Lou Montulli, Eric Sink, Wayne Gramlich, Jonathan Hirschman, Tim Berners-Lee, Dan Connolly. Inserting objects into HTML. (work in progress) World Wide Web Consortium, 1996. WD-object-960422
  16. Dave Raggett. HTML Tables Internet Engineering Task Force, May 1996. RFC 1942
  17. Registered Internet MIME types
  18. J. Reynolds, Jon Postel. Assigned Numbers Internet Engineering Task Force, October 1994. RFC 1700
  19. Wireless Application Protocol Forum, Ltd. Wireless Markup Language Specification (WML) Version 1.2, November 1999.
  20. Frangois Yergeau, Gavin Nicol, Glenn Adams, Martin Duerst. Internationalization of the Hypertext Markup Language Internet Engineering Task Force, January 1997. RFC 2070