附属書C ECMAScript言語束縛

この附属書は,文書オブジェクトモデル水準2イベント定義のための完結したECMAScript言語[ECMAScript]束縛を含む。

備考 例外処理は, 規定ECMA-262第3版([ECMAScript])に適合するECMAScript実装だけによってサポートされる。

オブジェクト EventTarget
EventTargetオブジェクトは, 次のメソッドをもつ。
addEventListener(type, listener, useCapture)
このメソッドは, 返却値をもたない。
typeパラメタは, 型Stringとする。
listenerパラメタは, EventListenerオブジェクトとする。
useCaptureパラメタは, 型Booleanとする。
removeEventListener(type, listener, useCapture)
このメソッドは, 返却値をもたない。
typeパラメタは, 型Stringとする。
listenerパラメタは, EventListenerオブジェクトとする。
useCaptureパラメタは, 型Booleanとする。
dispatchEvent(evt)
このメソッドは, Booleanを返却する。
evtパラメタは, Eventオブジェクトとする。
このメソッドは, EventExceptionオブジェクトを挙げる。
オブジェクト EventListener
これは, ECMAScript関数参照とする。このメソッドは, 返却値をもたない。パラメタは, Eventオブジェクトとする。
原型オブジェクト Event
Eventクラスは, 次の定数をもつ。
Event.CAPTURING_PHASE
この定数は, 型Numberであり、その値は1とする。
Event.AT_TARGET
この定数は, 型Numberであり, その値は, 2とする。
Event.BUBBLING_PHASE
この定数は, 型Numberであり, その値は, 3とする。
オブジェクト Event
Eventオブジェクトは, 次の特性をもつ。
type
この読取り専用特性は, 型Stringとする。
target
この読取り専用特性は, EventTargetオブジェクトとする。
currentTarget
この読取り専用特性は, EventTargetオブジェクトとする。
eventPhase
この読取り専用特性は, 型Numberとする。
bubbles
この読取り専用特性は, 型Booleanとする。
cancelable
この読取り専用特性は, 型Booleanとする。
timeStamp
この読取り専用特性は, Dateオブジェクトとする。
Eventオブジェクトは, 次のメソッドをもつ。
stopPropagation()
このメソッドは, 返却値をもたない。
preventDefault()
このメソッドは, 返却値をもたない。
initEvent(eventTypeArg, canBubbleArg, cancelableArg)
このメソッドは, 返却値をもたない。
eventTypeArgパラメタは, 型Stringとする。
canBubbleArgパラメタは, 型Booleanとする。
cancelableArgパラメタは, 型Booleanとする。
原型オブジェクトEventException
EventExceptionクラスは, 次の定数をもつ。
EventException.UNSPECIFIED_EVENT_TYPE_ERR
この定数は, 型Numberであり, その値は, 0とする。
オブジェクト EventException
EventExceptionオブジェクトは, 次の特性をもつ。
code
この特性は, 型Numberとする。
オブジェクト DocumentEvent
DocumentEventオブジェクトは, 次のメソッドをもつ。
createEvent(eventType)
このメソッドは, Eventオブジェクトを戻す。
eventTypeパラメタは, 型Stringとする。
このメソッドは, DOMExceptionオブジェクトを挙げる。
オブジェクト UIEvent
UIEventは, 次に定義する特性及びメソッドに加えて, Eventオブジェクトのすべての特性及びメソッドをもつ。
UIEventオブジェクトは, 次の特性をもつ。
view
この読取り専用特性は, AbstractViewオブジェクトとする。
detail
この読取り専用特性は, longオブジェクトとする。
UIEventオブジェクトは, 次のメソッドをもつ。
initUIEvent(typeArg, canBubbleArg, cancelableArg, viewArg, detailArg)
このメソッドは, 返却値をもたない。
typeArgパラメタは, 型Stringとする。
canBubbleArgパラメタは, 型Booleanとする。
cancelableArgパラメタは, 型Booleanとする。
viewArgパラメタは, AbstractViewオブジェクトとする。
detailArgパラメタは, longオブジェクトとする。
オブジェクト MouseEvent
MouseEventは, 次に定義する特性及びメソッドに加えて, UIEventオブジェクトのすべての特性及びメソッドをもつ。
MouseEventオブジェクトは, 次の特性をもつ。
screenX
この読取り専用特性は, longオブジェクトとする。
screenY
この読取り専用特性は, longオブジェクトとする。
clientX
この読取り専用特性は, longオブジェクトとする。
clientY
この読取り専用特性は, longオブジェクトとする。
ctrlKey
この読取り専用特性は, 型Booleanとする。
shiftKey
この読取り専用特性は, 型Booleanとする。
altKey
この読取り専用特性は, 型Booleanとする。
metaKey
この読取り専用特性は, 型Booleanとする。
button
この読取り専用特性は, 型Numberとする。
relatedTarget
この読取り専用特性は, EventTargetオブジェクトとする。
MouseEventオブジェクトは, 次のメソッドをもつ。
initMouseEvent(typeArg, canBubbleArg, cancelableArg, viewArg, detailArg, screenXArg, screenYArg, clientXArg, clientYArg, ctrlKeyArg, altKeyArg, shiftKeyArg, metaKeyArg, buttonArg, relatedTargetArg)
このメソッドは, 返却値をもたない。
typeArgパラメタは, 型Stringとする。
canBubbleArgパラメタは, 型Booleanとする。
viewArgパラメタは, AbstractViewオブジェクトとする。
detailArgパラメタは, longオブジェクトとする。
screenXArgパラメタは, longオブジェクトとする。
screenYArgパラメタは, longオブジェクトとする。
clientXArgパラメタは, longオブジェクトとする。
clientYArgパラメタは, longオブジェクトとする。
ctrlKeyArgパラメタは, 型Booleanとする。
altKeyArgパラメタは, 型Booleanとする。
shiftKeyArgパラメタは, 型Booleanとする。
metaKeyArgパラメタは, 型Booleanとする。
buttonArgパラメタは, 型Booleanとする。
relatedTargetArgパラメタは, EventTargetオブジェクトとする。
原型オブジェクト MutationEvent
MutationEventクラスは, 次の定数をもつ。
MutationEvent.MODIFICATION
この定数は, 型Numberであり, その値は, 1とする。
MutationEvent.ADDITION
この定数は, 型Numberであり, その値は, 2とする。
MutationEvent.REMOVAL
この定数は, 型Numberであり, その値は, 3とする。
オブジェクト MutationEvent
MutationEventは, 次に定義する特性及びメソッドに加えて, Eventオブジェクトのすべての特性及びメソッドをもつ。
MutationEventオブジェクトは, 次の特性をもつ。
relatedNode
この読取り専用特性は, Nodeオブジェクトとする。
prevValue
この読取り専用特性は, 型Stringとする。
newValue
この読取り専用特性は, 型Stringとする。
attrName
この読取り専用特性は, 型Stringとする。
attrChange
この読取り専用特性は, 型Numberとする。
MutationEventオブジェクトは, 次のメソッドをもつ。
initMutationEvent(typeArg, canBubbleArg, cancelableArg, relatedNodeArg, prevValueArg, newValueArg, attrNameArg, attrChangeArg)
このメソッドは, 返却値をもたない。
typeArgパラメタは, 型Stringとする。
canBubbleArgパラメタは, 型Booleanとする。
cancelableArgパラメタは, 型Booleanとする。
relatedNodeArgパラメタは, Nodeオブジェクトとする。
prevValueArgパラメタは, 型Stringとする。
newValueArgパラメタは, 型Stringとする。
attrNameArgパラメタは, 型Stringとする。
attrChangeArgパラメタは, 型Numberとする。

次の例では, ECMAScriptに基づくEventListenerをノード'exampleNode'に追加する。

  // Given the Node 'exampleNode'

  // Define the EventListener function
  function clickHandler(evt) 
  {
    // Function contents 
  }

  // The following line will add a non-capturing 'click' listener
  // to 'exampleNode'. 
  exampleNode.addEventListener("click", clickHandler, false);