標準情報(TR)  TR X 0019:1999
        文書オブジェクトモデル(DOM)水準1 規定
 

まえがき



この標準情報(TR)の原規定は, W3C Recommendation 1-Oct-1998 [Document Object Model (DOM) Level 1 Specification, Version 1.0]であって, 原規定のこれまでの版は, 次のWorld Wide Web Consortium (W3C)のウェブ上で公開されている。

この版
http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001
http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/DOM.ps
http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/DOM.pdf
http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/DOM.tgz
http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/DOM.zip
http://www.w3.org/TR/1998/REC-DOM-Level-1-19981001/DOM.txt
最新の版
http://www.w3.org/TR/REC-DOM-Level-1
以前の版
http://www.w3.org/TR/1998/PR-DOM-Level-1-19980818
http://www.w3.org/TR/1998/WD-DOM-19980720
http://www.w3.org/TR/1998/WD-DOM-19980416
http://www.w3.org/TR/WD-DOM-19980318
http://www.w3.org/TR/WD-DOM-971209
http://www.w3.org/TR/WD-DOM-971009

この標準情報(TR)の原規定は, World Wide Web Consortium (W3C) の次のメンバによって編集された。

WG主査
Lauren Wood, SoftQuad, Inc.
編集者
Vidur Apparao, Netscape
Steve Byrne, Sun
Mike Champion, ArborText
Scott Isaacs, Microsoft
Ian Jacobs, W3C
Arnaud Le Hors, W3C
Gavin Nicol, Inso EPS
Jonathan Robie, Texcel Research
Robert Sutor, IBM
Chris Wilson, Microsoft
Lauren Wood, SoftQuad, Inc.
主な貢献者
Vidur Apparao, Netscape
Steve Byrne, Sun (1997年11月まで)
Mike Champion, ArborText, Inc.
Scott Isaacs, Microsoft (1998年1月まで)
Arnaud Le Hors, W3C
Gavin Nicol, Inso EPS
Jonathan Robie, Texcel Research
Peter Sharpe, SoftQuad, Inc.
Bill Smith, Sun (1997年11月以降)
Jared Sorensen, Novell
Robert Sutor, IBM
Ray Whitmer, iMall
Chris Wilson, Microsoft (1998年1月以降)

原規定の状態

この標準情報(TR)の原規定は,W3Cのメンバ及び他の関心をもつグループによってレビューされ,W3C勧告として技術統括責任者によって承認された。 これは,安定した文書であって,参考資料として利用したり, 他の文書から引用規定として引用してもよい。勧告を作成するW3Cの役割は,その規定への関心を集め,広く公知のものとすることにある。これによって,ウェブの機能及び相互運用性を促進する。

この標準情報(TR)の原規定の著者は,DOM作業グループのメンバであって,別の編者が異なる章を書いていることがある。

この標準情報(TR)の原規定へのコメントは,次の公開メーリングリストに送られたい。
www-dom@w3.org

現在のW3C勧告及び他の技術文書は,次に存在する。
http://www.w3.org/TR

正誤表

この標準情報(TR)の原規定における既知のエラーのリストは,次に存在する。
http://www.w3.org/DOM/updates/REC-DOM-Level-1-19981001-errata.html

各国言語による規定

原規定の英語版だけを規定版とする。 しかし,他言語の翻訳に関しては,次を参照されたい。
http://www.w3.org/DOM/updates/REC-DOM-Level-1-translations.html

要約

この規定は,文書オブジェクトモデル水準1を定義する。 これは,プログラム及びスクリプトが,動的に内容,構造及びスタイルへアクセス及び更新することを許す,プラットフォーム及び言語に依存しないインタフェースとする。 文書オブジェクトモデルは,HTML文書及びXML文書を表現するオブジェクトの標準的な集合,これらオブジェクトの結合方法の標準モデル,及びそれらへのアクセス及び操作の標準インタフェースとする。 ベンダは,DOMを,ベンダ固有のデータ構造及びAPIへのインタフェースとしてサポートでき,内容の記述者は,製品固有なAPIではなく標準のDOMインタフェースで書くことができる。 これによって,ウェブでの相互運用性が高まる。

DOM規定の目標は,XML及びHTMLのためのプログラムインタフェースを定義することにある。 DOM水準1規定は,二つの部,コア及びHTMLに別れている。 コアDOM水準1の部分では,XML文書を表現する拡張インタフェースの定義と共に,任意の構造化文書を表現可能な基礎インタフェースの基礎水準の集合を提供する。 HTML文書へのアクセスを提供するだけのDOM実装は,これらの拡張XMLインタフェースを実装する必要はないが,コアの部分の基礎インタフェースは,すべて実装しなければならない。 拡張XMLインタフェースを実装する適合DOM実装は,基礎的なコアインタフェースも実装する必要があるが,HTMLインタフェースを実装する必要はない。 HTML水準1の部分は,HTML文書のより簡便なビューを提供するために,コア水準1の部分で定義される基礎インタフェースと共に使用する付加的な高水準インタフェースを提供する。


この標準情報の公表に際して, W3Cから和文及び英文による次の記載を求められている。

SMIL 1.0の規定に準拠しているかどうかの基準となる版は, W3Cのサイトにある原規定とする。

この標準情報(TR)は原規定と技術的に同一であることを意図しているが, 翻訳上の誤りはあり得る。

The normative version of the specification is the English version found at the W3C site.

Although this TR is intended to be technically identical to the original, it may contain errors from the translation.


この標準情報(TR)には, 次に示す附属書及び解説がある。解説は, W3Cの原規定には, 含まれていない。