1997年度OEDC第3回会合議事録 --------------------------- ■日時:10月7日 10:00 - 12:00 ■場所:国際大学グローバル・コミュニケーション・センター ミーティングルーム ■出席者:小町、大久保、檜山、山内、上村 ■配布資料:1. アジェンダ 2. 前回議事録 ■議題: 1. 前回議事録レビュー 2. 今後の方針 ・どのような形でまとめるのか→契約上はTR原案 3. 「ABC技法」の内容に関して ・前回まで話題になっていた「上位リンク」というのは、上位概念に対応する オブジェクトがないので、意味があまりないのではないか。 ・すでにW3Cの活動で、 - Platform for Internet Content Selection (PICS) - Resource Description Framework (RDF) というWWW上のメタデータ指定のための方式がある。RDFはXMLベースで、これ を採用するとDTDを作成することになる。 →シンタクスは容易に作成できても、セマンティクスを決めるのが困難。また、 XMLブラウザはあるが、XMLサーバはまだない。 ・「同種リンク」で、自動に領域化が行われるか? →シミュレーションをしないと可能か不可能かは分からない。 →二つの領域間にまたがる商品があると、もとにあった二つの領域が統合され てしまう可能性がある。ひょっとすると、WWW上の商品全体が一つのフラット な領域になってしまうかもしれない。 ・どのように領域を定義するか? メトリクスを利用することが考えられるが、理論的に難しく、また、メトリク スを計量することが難しい。 ・同種リンクによる自然領域化が難しいとすると、領域(商品カテゴリ)を人手 で当てはめていかなければならない。 →ラベルを張るだけでは、意味がないので、リンクの張り方に関するガイドラ インを同時に作成する必要がある。リンクを各自が勝手に貼ってしまうと、 混沌として全く機能しないものになってしまうが、リンクを貼る欠点を認識 した上で、リンク貼りについてのガイドラインを提供すれば、使いものにな るのではないか。 ・カテゴリについて 商品カテゴリは、作り手と消費者で想い描くカテゴリが異なる。消費者は錠前 と鍵を一つのカテゴリに入れていても、作り手(あるいは売り手)が、別の カテゴリに分類することもある。 →カテゴリ形成に消費者が参加しないとすると、カテゴリを作るのは業界。 通産省の商業統計などを参考にする。 ・ラベリングについて ラベリングは、ラベルが古くなるという問題がある。これはどうするか。また、 ラベルの項目例を提供する必要があるのではないか。 ・実際にバーチャルモールなどを運営している人たちにオブザーバとして参加 してもらうほうがいいのではないだろうか。 ■次回予定:11月11日 10:00 - 12:00 国際大学グローバル・コミュニケーション・センター (部屋は未定です。追って連絡します。) ■その他:古瀬さんは、ミーティングが終わった後にいらしたそうです。