7. 値比較のためのアルゴリズム
カテゴリの形成と制約条件
カテゴリを形成する制約条件は、ほぼ検索式に相当する。ラベリングされた対象つまりレコード型データの検索式は、次の構成階層で組み立てられる。
- (1)
属性名、属性値定数
- (2)
値の関係
-
(3) 論理的な結合
属性名と属性値定数は、分類枠により定められる。基本的な関係は、値の一致
(等号"="で示される)、列挙された値のいずれかと一致(有限集合に属すること)
である。属性値に順序が考えられる場合は、不等式による条件が書ける。
一般的例:
性別="女" (値の一致)
役職 in {"係長", "課長", "次長"} (列挙された値のいずれかと一致)
年齢 >= 20 (不等号による条件)
製品情報に関する例:
インクの色="赤"
メーカ in {"オリンパス", "ソニー", "カシオ"}
価格 <= 40000
論理的な結合には、伝統的なAND, OR, NOTが使える。
例:
(NOT (メーカ="オリンパス") AND 価格 <= 40000)
OR
(メーカ="オリンパス" AND 価格 <= 50000)
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