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4. XML(Extensible Markup Language)

4.0 開発の経緯



HTMLの大量普及の結果, そのスコープを越えた利用が行われ, HTMLでは記述できない, または記述しにくい文書がクローブアップされることとなり, HTMLと同様の手軽さでSGMLと同様の文書記述を行いたいというユーザ要求が強まってきた.この要求に応えることを目的としてW3Cが開発した記述言語がXML(Extensible Markup Language, 拡張可能なマーク付け言語)である.

HTMLがSGMLで記述された文書型であるのに対して, XMLはSGML(ISO 8879/Cor.2まで含める)のサブセットに位置付けられる.

つまりXMLは, HTMLでは扱えない文書をもサポートでき, これまでのHTML処理系と同様に, DTDが与えられなくても処理可能としている.W3Cは1996年末に最初のXMLドラフトを発表すると共にその更新を続け, 1998年2月にその勧告を制定した.その後は, 幾つものXML関連規定の開発を行っている.


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