Her Friend

2. セーラ放浪記

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キャンディの飼い主♂♀がこのマンションに引っ越してきた頃、セーラ君は ちょっと長毛っぽい黄白の子と2匹で生活していたそうです。2匹とも超特大! の猫さんだったそうです。(「そうです」というのは、この頃私キャンディはまだ 生まれていなかったから、知らないのです。)

左の写真は、我が家に初めて2匹が来た日です。突然のことで食器がなくて 新聞紙の上に猫缶を出してみたら、2匹とも物凄い勢いで食べたそうです。 飼い主♂♀は茶色い子のほうをネロ君(去勢済♂・のちのセーラ君)、 黄色い子のほうをシーザーちゃん(性別不明)と名付けました。 シーザーちゃんは人懐っこい子で、すぐに家の中に入るようになったけど、 ネロ君(のちのセーラ君)は警戒心が強くて、一歩近寄ると三歩逃げる ような子でした。けれど、少しずつ飼い主♂♀に馴つくようになり、ついには ネロ君も玄関までなら入ってくれるようになりました。


 

ネロ君とシーザーちゃんはたぶん2匹一緒に捨てられたのでしょう。 マンションの中で猫嫌いの住人に追い払われたりして苦労の多い毎日 でしたが、いつも2匹は寄り添うように暮らしており、猫好きの住人が 与えるエサを分け合って食べていました。


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